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フィギュア スケート コラム 2023年3月2日

四大陸選手権王者の三浦佳生がリベンジ誓う「世界ジュニアでは優勝を目指す」 | ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023 男子シングル プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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三浦佳生(左)と吉岡希(右)

三浦佳生(左)と吉岡希(右)

アメリかのコロラド・スプリングスで、シニアの四大陸選手権で金メダルに輝いた三浦佳生が、カナダのカルガリーで、ジュニア世界チャンピオンの座を狙う。なにより心に誓うのは、昨大会のリベンジ。「自分のせいで失った枠」を取り戻し、自らの後に続く日本男子勢に、絶対に3枠をもたらしたい。

1年前、代替として出場チャンスが巡って来たシニアの世界選手権は、直前の左大腿四頭筋肉離れのせいで後に辞退せざるを得なかった。一方で4月中旬に時期を移して行われた世界ジュニアには、痛みを押して出場敢行。全日本ジュニアチャンピオンとして、四大陸銅メダリストとして、三浦は責任を果たしに向かった。ただしSPは20位と大きく出遅れ、最終的な結果は13位。得意のジャンプはショートプログラム・フリースケーティング合わせて全10要素のうち、4つしか満足に決められなかった。それでも「自分にできるベストを尽くした」と、前を向く意志の強さを示した。

17歳で迎えた今シーズンは、シニアに専念してきた。海外のグランプリ大会に初めて乗り込むと、初戦アメリカ大会SPでいきなり1位に飛び込むセンセーション。なにより4回転2本を成功させ、自己ベスト94.96点を叩きだした。トータルでは2位に終わり、初めてのGPメダルも獲得。勢いに乗って次戦カナダ大会も同じくSP1位、FS2位のトータル2位で、その高いポテンシャルを再証明してみせた。

あまりに勢いに乗りすぎて、ジャンプの制御に苦しんだこともある。シニアの全日本SPでは、ハイスピードで突入した4回転で2度転倒し、そのせいでコンビネーションも入れられなかった。まさかの13位発進。しかしFSでは気持ちをしっかり切り替え……しかも冒頭2本のジャンプに苦しめられながらも、その後は次々と大きなジャンプを決めた。FSだけなら2位(総合6位)の好演技で、四大陸とジュニア世界選への切符をつかみ取った。

心技体のすべてを申し分なく揃えたのが、この2月の四大陸選手権だ。SPは冒頭4回転サルコウで乱れ、予定通りのコンビネーション(3回転トーループ)をつけられなかった。しかし全日本のミスは繰り返さず、後半の4回転トーループにきっちり2本目をつけた。また大舞台での最終滑走なら、GP大会で2度経験済み。緊張感に呑まれることなく、今回は演技後も1位を守り切った。しかもコロラドの高地で、疾走感あふれる熱演を披露しつつ、体力温存のため柔軟にジャンプ構成を入れ替える冷静さも。ともに表彰台に上った31歳キーガン・メッシング(カナダ)からは、「スケート界の未来」と絶賛された。

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