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フィギュアスケート コラム 2026年8月6日

フィギュアスケートシーズンの開幕を告げる夏の風物詩、サマーカップ2026フィギュアスケート競技会

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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2026年8月9-12日、“木下カンセープレゼンツ サマーカップ2026フィギュアスケート競技会”(サマーカップ)が開催される。ローカル大会ながらシーズン開幕を飾る夏の競技会としてすっかり定着したこの大会、今年も見応えのある大会となりそうだ。特にオリンピック終了直後の今シーズンは4年に一度の大規模なルール改正が行われ、その実戦テストとしての意味合いを持つ大会となる。

サマーカップが創設されたのは2012年のことだ。2021年に滋賀県スケート連盟、築山由美氏にインタビューをした際のコメントから、その経緯を紹介したい。

滋賀県スケート連盟、築山由美氏。

「サマーカップの創設当時、京都にリンクがなかったので京都府連主催の西日本中小学生大会を滋賀のリンクで開催していました。滋賀県連も運営をお手伝いしていたんですが、近畿の先生方から、『高校生の5級の子が出られる大会がない、何とかならないか。高校生以上を滋賀県でやってもらえないか』と言われたのが大会創設の発端です。ただ残念ながら、新プログラムのレベルチェックの大会として定着して大規模な大会になってしまい、今では5級の子は出られなくなってしまったんです」

2017年、別室にて行われた表彰式。豪華なメンバーが揃っていた。

当初は、小学生、中学生しか出られない西日本中小学生大会を補完する位置づけで始まったサマーカップ。しかしその後、西日本中小学生大会に出場した選手が直後のサマーカップにも出場するケースが増加、今では中部、関東からの参加選手も増え、名実ともに夏場を代表する、全国に名を知られるローカル大会となっていった。全日本クラスのジャッジ、テクニカルが集まる試合ということも大いに影響している。各選手は新プログラムがジャッジにどのように評価されるのかを見極めたい時期であり、特にルール改正があった年などは、選手にとっても、ジャッジ、テクニカルにとっても、テスト大会として大きな意味合いを持つようになってきたのだ。

2018年の表彰式。友野一希はこの大会と相性が良く、この年も高級牛肉を獲得。

2016年からは元三フードがスポンサーとなり、げんさんサマーカップと改称、2025年からは木下カンセーの名を冠する大会となった。木下カンセーはサマーカップの冠、施設のネーミングライツに加え、この施設を拠点とするKanseiアカデミーのスポンサーにもなってくれたのだそうだ。大会の運営には大変な苦労が伴っているとのことで、スポンサー収入、パンフレットへの広告掲載、募金などが集まることで、少しでも運営の助けとなり、末永く開催を続けてもらえることを期待したい。

さて、今季はオリンピック終了直後のシーズンということもあり、大規模なルール改正が行われた。特にフリー演技でのジャンプのボックスが7から6に減ったこと、そしてコレオスピンの導入が重要な変更点だ。選手はもちろんのこと、コーチ、ジャッジも含めて皆が試行錯誤を進めるシーズンとなる。例年以上に興味深く、重要な大会となることだろう。特にコレオスピンに関しては誰しもが手探り状態で、直近に開催されたみなとアクルス杯においてはスピンの判定のために採点時間が長くかかり、大幅に時間が押すこととなった。今年のサマーカップにおいても同様の事態が予想されるが、円滑な運営がなされることを是非期待したい。

文:中村 康一

代替画像

中村康一(Image Works)

フィギュアスケートを中心に活躍するスポーツフォトグラファー。日本全国の大会を飛び回り、選手の最高の瞬間を撮影するために、日夜シャッターを押し続ける。Image Works代表。

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