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フィギュア スケート コラム 2022年8月3日

デジタルアーカイブについて | 町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 秩父宮記念スポーツ博物館・図書館

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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町田樹による基調講演「アーカイブが拓くスポーツの未来」

町田樹による基調講演「アーカイブが拓くスポーツの未来」

新名(以下N):我々の博物館だけではなく、実はスポーツに関係する資料を持っている博物館ではないけれど関係機関や、個人の方が所有しているものもあります。それを散逸せず、国内に保存しつつ、皆さんに知ってもらう。活用していく体制を作っていきたいと思っています。全国的なスポーツに関する資料のネットワークを築く一環として、昨年度からオンライン等々ではありましたが、資料を持っている機関とお話をしました。どういうふうに資料を保管しているのか、どんな活用方法をやっているのか。そして、保存という観点でのワークショップ。昨年度、町田さんにも基調講演をいただきましたが、課題をもっと広く共有するために、一般の人にも入っていただくオンラインのシンポジウムを開催しました。それぞれに抱えている「悩みが同じなんだ」ということや、お互いの顔が見えると離れているけど「一緒にがんばっていこう」というような空気が生まれていきます。教育的な啓発やお互いの意識化は、これからもできるだろうと思います。

M:加えて、ミュージアムの連係だけではなく、資料を学んだり、資料を勉強に役立てたりということで、大学生や次世代のスポーツ科学を専攻するような学生、そういう方々にもゼミ単位で、資料をどのようにアーカイブするのかを体験していただいたりもしていますよね。

N:大学の先生にも入っていただいていますね。ここに引っ越してからは、なかなか実現できていませんが、以前は近隣の学生さんを連れてきてもらって、具体的な資料の整理方法を一緒にやってみることは行っていました。スポーツに関する資料を取り扱う人員が全国的に少ない状態なので、仲間を作っていきたいですし、それは本当に切に願っているところです。

M:アーキビストになった気分で散策、見学をさせていただきましたけれども、いろいろな資料に立ち会えました。自分たちの研究にも活用できてで、一般公開するために、いろいろな展覧会も企画し、制作する。本当にクリエイティビティの必要な魅力的なお仕事ですよね。もしかしたら次世代の若きアスリートやアーカイブ学を専攻されている学徒たちが、スポーツアーカイブを取り扱う学芸員になりたいと志を持った場合には、どのようにしたらいいのでしょうか。

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