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フィギュア スケート コラム 2022年2月15日

第42回全国中学校スケート大会フィギュアスケート競技 女子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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なかなか細かな注目ポイントを教えてくれた。あれはチーム内では“おにぎり”ということになっているようだ。今回、上位陣が木下アカデミー、MFアカデミーばかりで、しかも皆、中1、中2の後輩達。その中で上級生として戦うことに怖さもあったという。

「来季は後輩の有力選手達に負けずに、全ての試合で入賞を果たしたい」

そう力強く宣言してくれた。3+3を武器に仕上げて、更なる活躍を見せてほしい。

7位 櫛田育良

7位 櫛田育良

ペア競技に取り組む予定で名古屋から木下アカデミーへと移籍したのだが、シングル競技での成績が飛躍的に伸び、現在はシングルに専念している。元よりノービス時代からシングルの選手として期待されていた選手だ。今季も良い演技が多かったのだが、全中ではショートでの出遅れが響き、総合6位に留まった。

「フリーはルッツがはまらなくて、3ルッツ+3トウの予定が3ルッツ+2トウになってしまったこと、2本目のルッツがステップアウトしてしまったことが悔しいです。最初のルッツは6分練習の時からはまっていなかったので、他のジャンプは意識を変えてやりました」

この日も美しい演技が印象的で、本人も「段々と感情を込めて演じられるようになった」という。オフにはトリプルアクセルの練習を頑張る、とのこと。来季、試合で挑戦する姿が楽しみだ。

8位 村上遥奈

8位 村上遥奈

オーストラリア出身で、現在は木下アカデミーで練習をしている選手だ。当初、「濱田チームに1ヶ月お試しで入れる」との話を母から聞き、そのつもりで行ってみたところ、1ヶ月ではなくずっとチームにいることになったのだという。

「全中は楽しむことができて、団体行動などいい経験になったし、もう1回来たいな、って思いました。自分はスケーティングとスピンが苦手で、全日本ジュニアからそれを改善しようと頑張ったんですけど、まだまだ追いつかないのでもっと頑張って上達したいです」

全日本ノービス、全日本ジュニアと比較しても、今回の方が良い演技だったと感じたのだが、本人としては、
「スケーティングの面が少し良くなったと思うんですけど、後半のミスが悔しいです。後半最初の2アクセル+3トウでミスをしてしまって、焦ってしまって次のサルコウもタイミングの合わないジャンプになりました」
と反省点が多かったようだ。

「来季はジュニアデビューなので、ジュニアの選手にちょっとでも追いつけるように頑張りたいです。全日本ジュニアでフリーを通過して、フリーでいい成績を残したいです」

今季、推薦出場した全日本ジュニアでは、フリー進出が叶わなかった。その悔しさを晴らし、全日本ジュニアでも上位に入る活躍を見せてもらいたいものだ。

文:中村 康一 / Image Works

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中村康一(Image Works)

フィギュアスケートを中心に活躍するスポーツフォトグラファー。日本全国の大会を飛び回り、選手の最高の瞬間を撮影するために、日夜シャッターを押し続ける。Image Works代表。

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