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フィギュアスケートコラム 2021年10月5日

フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋中井亜美選手「スケートをはじめたきっかけは浅田真央さん」

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部

フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【中井亜美前編】

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい！”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」シーズン8がスタート！
日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん（KENJI）が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます！

今シーズン最初のゲストは中学1年生の13歳、中井亜美選手。全日本ノービスでメダルを獲得したこともある亜美ちゃんは、今シーズンからジュニアに挑戦していることもあり、今最も注目を浴びるスケーターの一人。今年から生まれ故郷の新潟を離れ、船橋に拠点を移し、さらなる活躍が期待されている選手です。

対談スタート

──今日はよろしくお願いします。学校はどう？勉強とか頑張ってる？
中井：小学生の頃と違って、勉強が難しくなったんですけど、まあ頑張ってます。

──まあ頑張ってんねや。好きな科目は？
中井：体育です。

──一緒～！数学とかは苦手？
中井：はい、苦手です。

──言い切った。国語も？
中井：国語は数学よりはましぐらい。

スケートを始めたきっかけ

──スケートを始めたきっかけは何でした？
中井：小さい頃に浅田真央さんの演技を見て、はじめたいと思いました。

──真央ちゃんのスケートはテレビで見たの？
中井：はい、テレビでみました。

──新潟出身だよね？新潟市にリンクは無かったよね？
中井：その時には無くて、似ている運動として新体操を習いはじめて、スケートリンクが出来て直ぐに始めた感じです。

──新体操を先に始めてたからあんなに身体が柔らかいのかな。真央ちゃんの演技で一番好きな演目は？
中井：やっぱりソチ五輪のときのフリーの演技が好きです。

──フリーは感動したよね。あれは良かった、あれは伝説のプログラム。あれを見て憧れてたんだ。スケートリンクが出来て、そこで本格的にスケートを始めて、最初はどんな感じだった？
中井：楽しかったです。陸上と違って、練習すればするほど上手くなるのが楽しかったです。

──なんか、すごいね。上達するのが楽しかったんだ。逆に大変だったことはある？
中井：試合とかで、たくさん練習してきたけど結果が出なかったりしたときは悔しかったです。

──ごめんね亜美ちゃん。小学生のときから知ってるから、可愛い子どもと思って見てたんだけど、もうしっかりとしたアスリートだから、言葉が強くてカッコいいですね。

ダブルアクセルを跳んだ年齢

──ちなみに、ダブルアクセルを跳んだのはいつでした？
中井：小学3年生です。

──早ない？いつ始めたんだっけ？
中井：5歳です。

──3年後にはダブルアクセル跳んでたんだ。すぐ跳べた？
中井：いや、結構時間掛かって、1年半くらい時間掛かりました。

──他に話した人と比較しても早い方です。2～3年掛かった人もいるし。アクセル得意なんだ。トリプルジャンプはいつ跳べたの？
中井：トリプルは小学3年生の終わりくらい。

──小学3年生でダブルアクセル跳んで、終わる頃にはトリプルも跳んでたんだ。すごいね！亜美ちゃん、練習が好きなんだもんね。今はトリプルアクセルにも挑戦中なんだよね？
中井：はい。

──もう何度も結構降りてるもんね。プログラムに入るくらいだもんね。トリプルアクセルは難しい？
中井：他のトリプルジャンプと全然違って、調子が良いときと悪いときで全然バラバラになるのが大変です。

──調子が良いときには軸を作って跳べる感じ？スピードも結構出すもんね？トリプルアクセルなんて、どうやったら跳べるんやろ。苦手なエレメンツはあるの？
中井：スピンのフライングシットが苦手です。

──タッグが難しいの？
中井：タッグが苦手です。

──今度見せてもらおう。逆に得意なエレメンツは？
中井：ループとかルッツが得意です。

──ループとルッツだったらどっちの方が簡単？
中井：ループです。

ノービス時代の思い出

──そんな亜美ちゃんは2019年に全日本ノービスで5位、そして去年全日本ノービスで3位、さらには全日本ジュニアにも出場して6位と結果を出しています。ノービス時代を振り返ってどう感じてる？
中井：2019年のときに4位までが全日本ジュニアに行けることになっていて、ギリギリ5位で行けなかったのがすごい悔しくて、その次の年は絶対に行こうと思ったので、表彰台にものれて良かったなと思います。

──悔しい気持ちがちゃんと次のシーズンで果たせたしね。今年の春から新潟から拠点を変えて船橋に来ていますけど、船橋はどうですか？
中井：やっぱり上手い選手たちがたくさんいるので、自分も頑張ろうと思えるのが良いです。

──今はお母さんと二人で暮らしてるみたいですけど、こっちの生活は慣れましたか？
中井：はい、だいぶ慣れてきました。

──スケートの環境的には？
中井：前と全然違っていて、前はジャンプとかをメインでやってたんですけど、今は基礎からやっている感じです。

──新潟はそんなに方言が無いんだっけ？
中井：あるけど、そんなに使ってはないです。あまり知りません。

──じゃあ言葉では千葉に来て困ることは無かったんだ。千葉に来てから中庭健介コーチから教わってると思うんですけど、中庭コーチの指導はどうですか？
中井：いつも選手想いの先生で、教えるときにホワイトボードを使ってみんなに教えてくれるので、すごく分かりやすいです。

──そうなんだ。中庭先生喜ぶね～そんなこと聞いたら。もうちょっと言っといた方が良いんじゃない？ホワイトボードで具体的に教えてくれるって言ってたけど、どういう風に教えてくれるの？
中井：コースの入り方を変えるときに、赤とか青とかで色を変えて教えてくれたりします。

番組からの質問コーナー

Q.1億円貰ったら何に使う？

中井：半分は犬が欲しいので、犬を飼って、あとは貯金しておきます。

──5000万の犬飼う？
中井：犬飼って、あとは残しておくみたいな。

──13歳でそんな考えでますかね。すごいね。どんな犬が欲しいの？
中井：ポメラニアンかチワワです。

──えらい小ちゃいのが好きなんだね。色とかは？
中井：色は白とか？茶色とかがいいです。

──もし飼ったらつけようと思ってる名前とかあるの？
中井：ジャンプの名前とか。

──「オイラー」とか可愛くない？
中井：アクセルとか、ルッツとか。

──スケートの選手で犬にジャンプの名前つけてる人いるのかな？
中井：友達にいました。「アクセル」君でした。

──じゃあ亜美ちゃんは「オイラー」か「ブラケット」とかで良いんじゃない？

Q.今一番欲しいものは？

中井：犬も欲しいんですけど、スケート靴が欲しいです。買ったんですけど、もう折れちゃってるので、新しく買いたいなと思います。

──どれくらいで壊れたの？
中井：3ヶ月くらいで折れました。

──難しいジャンプ跳べば跳ぶほど壊れるのは早くなるもんね。時期とか考えて新しい靴に替えてね。今流行ってるものとか欲しくないの？
中井：前はおもちゃとか好きだったんですけど、最近はあんまりいらないかな。

──ちなみに、趣味ってなに？
中井：趣味は音楽を聴くことです。

──それもスケートに繋がってるよね。先生は釣りが好きなの。そういう感じでスケートと全く関係の無い好きなことはないの？
中井：お菓子作り？

──最近作ったお菓子は？
中井：クッキーとか。

──料理が好きなんやね。良かった。

Q.透明人間になったら何をする？

中井：友達とかをおどかしたりしたいです。

──可愛い～。透明人間やから触っても見られないもんね。

Q.30年後は何をしてる？

──今13歳でしょ？43歳のときに何してるか。ちなみに先生は今43歳。
中井：アイスショーとかにもまだ出ていたいです。

──43歳でも？すごいね。

一日だけ入れ替わってみたい有名人は浅田真央さん

Q.一日だけ入れ替わってみたい有名人は？

中井：やっぱり浅田真央ちゃんです。

──真央ちゃんと入れ替わって何を体験してみたい？
中井：トリプルアクセルを跳んでみたいです。

──研究熱心やね。さすが。

Q.最近の悩みは？

中井：試合で緊張しちゃうことです。

──めっちゃ緊張したらどうなるの？
中井：身体固まったりして、ジャンプがうまくいかない。

──緊張をほぐすために何かしてるの？
中井：先生に呼吸の仕方を教わって、それをやっています。「胸から吸って背中から吐く」やり方を教わりました。そういう意識でやっています。

──学校での悩みとかある？
中井：学校では、勉強が追いつけないことです。

──相当な悩みやね。
中井：早退とかがあると、授業が受けられなくなるので、そこで遅れると大変。

──そういうときは復習とか予習がしっかり家でやってるんだ。

Q.タイムマシンで行ってみたい時代は？

中井：スケートをはじめたときに一回戻ってみたいです。

──なんで？
中井：もっと練習して上手くなりたいからです。

──すごいな。そんな考えの人今までいなかったよ。他の人はね、ジュラ紀とか白亜紀とか、恐竜が見てみたいとか言うてる人いたよ、ここに（KENJI本人）。スケート以外のことを考えるときってあるの？
中井：友達とどこ遊びにいきたいかとか考えてます。

──どこ遊びに行きたい？
中井：前に海とか行きました。楽しかったです。

──亜美ちゃん泳げんの？
中井：泳げません。

──そんな感じがした。買い物とか行っても「あの服、動きやすそうでいいな」みたいな考えになるの？
中井：なります。

Q.地球最後の日、何をする？

中井：パパとかお姉ちゃんに会って、家族全員でどっか出かけたり、過ごしたりしたいです。

──旅行とか行きたいんだ。千葉に来てて、家族に会えないときは寂しくなったりする？
中井：たまになります。

──そういうときはどうしてるの？
中井：LINEしたり。

Q.この世で一番怖いものは？

中井：虫です。

──例えばどういう虫が嫌いなの？
中井：ムカデとか、セミが無理です。

──ちなみに先生、セミ大好きなんだけど、声聞くだけでも嫌なの？
中井：はい。

──ヒグラシの鳴き方とか分かる？
中井：分からないです。

──分からんよね、嫌いやもんね。ちなみに、ムカデは虫じゃありません。