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町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~スポーツ栄養学~ 早稲田大学 スポーツ科学学術院 田口素子教授:理想的な食事
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部町田樹
スポーツアカデミアへようこそ、町田樹です。第3回目となる今回は「研究者、スポーツを切る」のコーナーです。今回お迎えしたのは早稲田大学スポーツ科学学術院教授の田口素子先生。長年スポーツ栄養学の学問領域を牽引されているとともに、その学術成果を様々な形で実践現場に還元する社会活動にも取り組まれています。
前回のおさらい
質の良い食事をとる工夫
ある女性アスリートの食事
田口(以下T):食事改善の例として、こちらは減量をしていないあるボールゲーム系の女子選手の食事です。本当に食に無頓着で、朝ごはんはキウイとお茶。これが当たり前なので、体調が良くなくても、良くない自分が当たり前になってしまっている。ただ、一人暮らしですから、あれこれ作れというのも無理ですよね。練習から帰ってきて疲れて面倒臭いから夕食のおかずも買ってきちゃうってなるので、例えば、朝食では主食をまず増やそうよと。牛乳だったら料理しなくても食べれますよね。これだけでエナジーアベイラビリティーは倍近くに上がってきます。
町田(以下M):ウィンナーとかが挟まってるパンならタンパク質も摂れますし、より良いですよね。
補食のイメージ
T:それから、補食も活用していただきたい。私の別の研究で、同じエネルギーだったら何回に分けて摂っても栄養摂取の効果が変わらないという研究結果を出しています。補食としておにぎりや果物、オレンジジュースでもいいし、そういったものを食間で食べられる時に食べてもらえばいいかなと思うんですね。
M:アスリートはハードなトレーニングをすると食欲が減っちゃうこともありますよね。だけど、こまめに摂っても大丈夫ということですね。
T:そうですね。それでも食欲が抑えられちゃったら、市販のゼリーとかでも構いません。スポーツドリンクでも糖の補給はできますしね。そして、やっぱり足りないのが野菜類。これはカルシウムやビタミンや色んな栄養素に関係をしてくるので、例えば簡単な例としては、味噌汁にワカメと高野豆腐を入れてもいいですね。カップ麺も食べていいですけど、食べるときにはそこにちょっと入れて欲しい。それだけで、鉄もカルシウム摂取も良くなります。
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