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今シーズンの集大成、世界選手権がカナダのオンタリオ州ロンドンでいよいよ3月13日から開催される。
男子の焦点は、現チャンピオンのパトリック・チャンと高橋大輔、羽生結弦、そしてスペインのハビエル・フェルナンデスらのメダル争いだ。今シーズンは彼らしい演技をまだ見せていないチャンだが、ロンドンは車で2時間離れたトロントで育った彼の地元も同然。観客の声援に彼が応えるか、プレッシャーを感じるかによって結果が出ることだろう。
一方、四大陸選手権では7位とまさかの結果だった高橋大輔にとって、本戦はとても大切な戦いとなる。これまで数々の修羅場を乗り越えてきた彼だけに、ベテランらしい戦いぶりを期待したい。昨年度は初出場で銅メダルを手にした羽生結弦にとっては、再び世界選手権の表彰台に上がることができるかどうかのチャレンジとなる。彼と同じく、ブライアン・オーサーに師事するハビエル・フェルナンデスは良きライバルであり、友人でもある。欧州選手権ではフリーで4回転を3回成功させて初タイトルを手にしたフェルナンデスは、初の世界メダルを狙って死力を尽くしてくることだろう。
このトップ4人に加えて、チェコのミハル・ブレジナ、フランスのフローラン・アモディオとブライアン・ジュベール、無良崇人、新四大陸チャンピオンのケヴィン・レイノルズ、全米チャンピオンのマックス・アーロンたちも、上位入賞を狙ってくるだろう。レベルの高い戦いが期待できる。
一方女子は、この大会で今シーズン初めてトップ選手たちが全員顔を合わせることになる。今シーズンすべての試合で勝ち続けている浅田真央と現世界チャンピオンのカロリナ・コストナー、そして復帰してきたキム・ヨナ、そして米国のアシュリー・ワグナーらが全員同じ氷の上に立ってベストな演技をしたとき、ジャッジたちが果たして誰にどのような点を出すのかは本番になってみないと予想が難しい。鈴木明子、村上佳菜子らの活躍はもちろん、ロシアのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ、アデリーナ・ソトニコワ、カナダのケイトリン・オズモンド、米国の若手のグレイシー・ゴールドなど初出場の若手たちがどこまでの演技を見せることができるかも楽しみだ。
ソチ五輪の出場枠がかかっているこの大会だが、日本は男女ともに楽に3枠を確保するだろう。
ペアはドイツのサフチェンコ&ゾールコヴィとロシアのヴォロソジャルル&トランコフ、中国のパン&トン、そしてロシアのバザロワ&ラリオノフ、川口&スミルノフらが表彰台争いを繰り広げることになると予想される。
アイスダンスは、ヴァーチュー&モイアとデイヴィス&ホワイトという抜き出た実力の2チームのうち、どちらが今季はタイトルを手にするのかに注目。それによってソチ五輪の展望も見えてくることだろう。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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