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オンタリオ州ミシサーガで開催されていたカナダ選手権が、1月20日終了した。男子は予想通り、パトリック・チャンがSP、フリーともトップを保って6年目の優勝を果たした。年末にはハワイでバカンスをしていたという余裕を見せたチャンだが、SPで1回、フリーで2回の4回転をきめた。フリーでは3アクセルに挑まないなど完璧な演技ではなかったものの、273.75を獲得した。
「3アクセルが入れられなかったのは、本当に残念。練習では調子が良かったので、できると証明して見せたかったのに」と試合後にコメントした。
2位のレイノルズも健闘した。トウループとサルコウの二種類の4回転を持つレイノルズは、SPで2回、フリーで3回の4回転に挑戦。SPでは転倒したものの、総合261.26とチャンにかなりのところまで迫った。
2位と60点近くの点差が開いて3位に入賞したのは、2011年世界ジュニアチャンピオンのアンドレイ・ロゴジンだった。
女子は、スケートカナダで優勝して一躍世界のトップスケーターの仲間入りした17歳のケイトリン・オズモンドが初のカナダ女子タイトルを手に入れた。2位は15歳になったばかりの、ガブリエル・デールマン。そして3位は17歳のアレーン・チャートランド。ティーンエイジャー3人が表彰台に上がって、このところずっと低迷気味だったカナダの女子に新風を吹き込んだ。
ペアはGPファイナル4位だったデュアメル&ラドフォードが二度目の優勝を果たし、ムーア=タワーズ&モスコヴィッチが2位、そして3位がローレンス&スウィーガースと順当な結果になった。
アイスダンスは予想通り、バーチュー&モイヤーが5度目のタイトルを手にした。GPファイナルで2位に終ったことがショックだったのか、ショートダンスは振付にかなり手が加えられ、より一層洗練されて素晴らしい作品に仕上がった。2年連続して2位だったウィーバー&ポジェは今季は女性の怪我のため欠場し、2位は着実に実力を伸ばしてきている若手のギレス&ポワリエだった。3位は今季のNHK杯で4位と好成績を出したオーフォード&ウィリアムズが入り、初のシニアメダルを手にした。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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