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1月19日、エストニアのタリンで開催された欧州選手権は、バンクーバー五輪の欧州版前哨戦だった。この舞台で圧倒的な強さを見せ付けたのは、4年ぶりに競技に復帰してきたロシアのエフゲニー・プルシェンコだった。27歳の彼は、昨年夏に一ヵ月半かけて4回転を戻してきたという。SP、フリーともに4回転+3回転を軽々と成功させ、6度目の欧州選手権タイトルを手に入れた。元五輪王者の復活により、バンクーバー五輪での男性表彰台の構図が大きく変わった。プルシェンコが今の体調を保つ限り、五輪では4回転なしの男子が金メダルを獲得することは困難だろう。
スイスのステファン・ランビエルも、競技に出るのは2年ぶりの復帰組だ。昨シーズンのはじめに、いったんアマチュア競技引退を表明。その原因だった内転筋の負傷は、今では痛み止めを飲めば収まる程度に回復したという。音楽表現のすばらしさ、スピンのうまさは相変わらず。フリーで挑んだ4回転は手をついたが、二回目はしっかりと着氷してプルシェンコに次いで2位となった。昨年度の欧州チャンピオン、ブライアン・ジュベールは、SPでは4回転+2回転を成功させたものの、フリーでは力を出せずに、今回は3位に終わった。
女子ではイタリアのカロリナ・コストナーが2年ぶり、3度目の欧州タイトルを手にした。2位は昨年のチャンピオン、フィンランドのラウラ・レピスト。3位はグルジアのエレネ・ゲディバニシベリだった。
ペアではロシアの川口悠子&アレクサンドル・スミルノフが初の欧州タイトルを手にした。川口は現在ロシア国籍を取得しているが、日本出身の選手が欧州タイトルを手にしたのは史上はじめてのこと。2位は現世界チャンピオンのアリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ。3位はロシアのマリア・ムホロトワ&マキシム・トランコフだった。
アイスダンスでは、ロシアのオクサナ・ドムニナ&マキシム・シャバリンが3度目の優勝を果たした。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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