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ラグビー コラム 2024年6月24日

【ハイライト動画あり】この経験を糧に成長できるか。「超速ラグビー」初陣は、イングランド代表に完敗

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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リーチマイケル

コーチ陣も選手も約2週間という短い準備期間を言い訳にしなかったが、キックの応酬でぽっかり背後にスペースを空けてしまうなど細部は詰め切れていない印象が強かった。そのなかで、ラインアウトは完成度が高く、モールのディフェンスもまずます。もっとも心配されたスクラムもある程度手ごたえをつかめた。ただ、アタックの部分ではセットプレーから少ないフェーズでトライを取ることができなかった。超速ラグビーは、長時間の連続攻撃は想定されていないはずだ。後半26分の根塚のトライのように少ないパス回数でトライを取り切るのが理想だろう。

現実を突きつけられたが、思い切ったチャレンジで得たものも多い。「2027年に向かって選手層を厚くしなければならない。ラグビーワールドカップでベスト4になるには、各ポジションに3名ずつは選手が必要です」。ジョーンズHCはこの試合でもたくさんの選手をデビューさせた。多くの選手に経験を積ませながらチームを強化する。難しいかじ取りが求められている。期待を込めて、改めてテストマッチデビューとなりキャップを得た8人の名を記しておきたい。先発=PR茂原隆由、HO原田衛、FLティエナン・コストリー、CTBサミソニ・トゥア、FB矢崎由高。交代出場=PR為房慶次朗、FL山本凱、SH藤原忍。彼らのさらなる成長を楽しみに今後の戦いを見ていきたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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