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2度目の優勝を果たした大阪桐蔭
今年の春の王者が決まった。3月22日(金)から始まった第25回全国高校選抜ラグビー大会、30日(木)に埼玉・熊谷ラグビー場で決勝戦が行われた。
大会最終日まで勝ち進んだのは、2度目の決勝で初の日本一を目指す中国王者・石見智翠館(島根)と、11年ぶり2度目の王者を狙う近畿王者・大阪桐蔭(大阪)の2校だった。
天候は快晴、24度と春の陽気の中、11時に試合はキックオフされた。先手を取ったのは「バテたら勝てる!」をキーワードに臨んだ「白い旋風」大阪桐蔭だった。
ボールキャリーで光った大阪桐蔭NO8大門
FB(フルバック)菅原幹太(2年)のキックカウンターから攻め込み、FW(フォワード)、BK(バックス)が一体となってボールを継続し、ゴール前まで攻め込む。前半6分、最後はNO8(ナンバーエイト)大門一心(2年)が力強いランで左中間にトライ。SO(スタンドオフ)上田倭楓(2年)がゴールを決めて、7点を先制する。
智翠館FB新井のPG
13分、石見智翠館も得意とするワイドアタックで攻め込み、相手の反則からPG(ペナルティゴール)のチャンスを得ると、FB新井竜之介(2年)がPGを沈めて3点を返すが。続く19分のPGのチャンスは外してしまった。
ハットトリックを達成した大阪桐蔭WTB水島
すると再び流れは大阪桐蔭へ。20分、相手のミスから再び攻めこんで、最後はSH(スクラムハーフ)川端隆馬(2年)から、WTB(ウィング)水島功太郎(2年)へと渡り左隅にトライ。さらに28分には、SO上田が落ち着いてPGを決め、15-3とリードして前半を折り返した。
後半、先手を取ったのも、やはり大阪桐蔭だった。後半2分、相手のパスミスにつけ込み、キャプテンCTB(センター)名取凛之輔(2年)が、SH川端につないで、そのまま右中間にトライ。さらに6分には、SO上田の好タッチキックからFWがモールを形成し、PR(プロップ)原悠翔(2年)が押さえて29-3と大きくリードした。
ディフェンスが光った大阪桐蔭
その後は4試合で失トライ2という、新チームになって鍛えてきた大阪桐蔭のディフェンスが機能し、ミスを誘ったり、ジャッカルしたりとゴールラインを割らすことはなかった。
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