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MIP(モスト・インプレッシブ・プレーヤー)に選ばれた右PR為房慶次朗(文4=常翔学園)
関東大学対抗戦の優勝を左右する第6戦・帝京大学戦。全勝対決となり、秩父宮ラグビー場には9000人を超える観客が押し寄せた。明治大学は大学王者に雪辱を果たすことができるか。注目の一戦が行われた。
試合開始直後は自陣でのプレーが続く。5分、明大のゴールラインドロップアウトで帝京大にボールが渡ると、フィールドを幅広く使った攻撃にディフェンス陣が追いつけず、先制点を許す。
しかし、9分には帝京大のオフサイドで流れは明大へ。相手ゴールライン付近でのマイボールラインアウトからモールを形成し、最後はHO(フッカー)松下潤一郎(法4=筑紫)がトライを挙げた。「細かいトークでどこが空いているか話すことができたのでトライを取れた。モールでトライを取れたことは自信につながった」(ゲームキャプテン・左LO/ロック山本嶺二郎(法4=京都成章)。
その後は両者ともにミスが目立ち、スコアボードが動かない展開となった。16分、注目の集まったファーストスクラム。パワー面では互角だったが、帝京大が頭を上げてしまい、軍配は明大に上がる。「夏合宿からいいイメージを持って練習していた」(左PR/プロップ床田淳貴・情コミ4=桐蔭学園)。
スコアが再び動いたのは21分、帝京大FW(フォワード)陣のパワーで、明大ディフェンスのスキを突かれ失点を喫する。「帝京大の修正力やトライを取り切る力で後手に回ってしまった」(LO山本嶺)。
33分には帝京大のオフサイドから、左CTB(センター)平翔太(商2=東福岡)がPG(ペナルティゴール)を決めるも、38分にPG、さらに終了間際にはトライを奪われ、前半は8-22で試合を折り返す。
後半も、流れは依然として帝京大にあった。「前半、8-22になったときに集中力が切れてしまった」(SO/スタンドオフ伊藤耕太郎・商4=国学院栃木)。6分には再び平翔がPGを決めるも、そこからチャンスを生かし切れない展開が続く。敵陣ゴールライン付近でのマイボールラインアウトが8分、11分と立て続けにあったが、明大の反則で好機を生かせず、ボールは自陣へ戻されてしまう。
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