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ラグビー コラム 2023年11月2日

リーグ佳境の11月、この先の進路を決める順位争いはいよいよ終盤へ。関東大学対抗戦、成蹊大学×筑波大学展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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対する成蹊大はキャプテンのCTB高島大聖と副キャプテンのFL井上雄太が3戦目の早稲田大戦から先発に復帰し、戦力が整うにつれてゲームでのパフォーマンスも向上してきた印象だ。Bグループからの昇格初年度とあって帝京大との初戦(5-117)、明治大との第2戦(12-93)は接点で圧倒されたが、いずれも得点ゼロで終わらなかったところは、どんな状況でも力を尽くし戦い続ける姿勢の証といえる。創部100年の節目のシーズン、4年ぶりに復帰した対抗戦Aの舞台で戦う試合は、今節含めあと3つ。中2週の準備期間で入念に研ぎ澄ませたプランを携え、果敢に挑んでくるはずだ。

ともにスタイルとしては組織力と運動量、ディフェンスを身上とするチームで、戦術遂行の生命線であるゲインラインのバトルがこの試合の見どころとなる。筑波大としては学生屈指の局面打開力を誇るキャプテンの谷山隼大を軸に、テンポよく前に出て勢いを生み出したい。ハードワーカーがそろうFWバックファイブが接点を制圧できれば、ルーキーながら主軸級の活躍を続けるWTB飯岡建人、FB増山将ら決定力あるアウトサイドのランナーをいい形で走らせられるだろう。

成蹊大はサイズとパワーの劣勢をカバーすべく、鋭い出足で攻守ともゲインラインより前でヒットすることが勝利の条件となる。リアクションとポジショニングのスピードで上回り、接点を押し上げて相手にプレッシャーをかけ続けたい。少ないチャンスをスコアに結びつけるために、どんなスペシャルプレーを用意してくるかという点も注目される。

なお11月5日は熊谷の第2試合で慶應義塾大対明治大(14時キックオフ)、また秩父宮で立教大対青山学院大(11時30分キックオフ)、早稲田大対帝京大(14時キックオフ)も行われる。いずれも結果が重要な意味を持つ大一番であり、見応えある好ゲームが期待される。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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