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ラグビー コラム 2023年8月17日

【ハイライト動画あり】先行許すも動じず。帝京、夏合宿初戦で天理に完勝収める。菅平練習試合レビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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9月の開幕までひと月を切り、夏合宿でのトレーニングマッチが活気を帯びてきた大学ラグビー。選手権連覇中の帝京大学と、3季ぶりの覇権奪回を期す関西の雄、天理大学の注目の一戦は、期待通り見どころの多い好ゲームとなった。

序盤、満点の気迫で先手を取ったのは天理だった。マイボールキックオフからディフェンスでプレッシャーをかけて帝京のミスを誘い、敵陣22メートルライン付近左でスクラムを獲得。準備したプレーでNO8上ノ坊悠馬が豪快にラックサイドを突き抜け、開始1分あまりで先制トライを挙げる。

その後も出足の早い攻守で優勢にゲームを進める天理は、相手のペナルティに乗じてふたたび敵陣22メートル線内に前進。左ラインアウトからまたもサインプレーで中央をきれいにブレイクし、SO筒口允之が一直線にポスト下へ駆け抜ける。コンバージョンも決まり、リードは14-0に広がった。

開始10分で2トライのビハインド。並みのチームなら浮き足立って不思議のない状況だろう。しかしそうはならないのが、帝京の王者たるゆえんだ。焦って強引なプレーに傾く愚は絶対におかさず、一人ひとりが忠実に役割を遂行して、すぐに悪い流れを立て直す。

13分、スクラムを起点に敵陣で丁寧に攻撃を継続して防御を揺さぶり、左ライン際を突破。右オープンへの折り返しからNO8森元一気が抜け出し、あざやかにゴールラインを越える。

続く21分には天理のセットアタックにディフェンスで厳しく前に出てエラーを誘うと、転がるボールを足にかけて逆襲。チェイスしたWTB高本とむがそのまま胸に収め、左スミに飛び込んだ。このシーンでは立ち上がりの2トライをお膳立てした天理のキーマン、SH北條拓郎キャプテンに対しトイメンのSH李錦寿が猛然と圧力をかけてミスを誘発しており、帝京の対応力の高さが浮かび上がるトライだった。

これでスコアをイーブンに戻した帝京は、26分にも相手の反則に乗じてゴール前ラインアウトのチャンスをつかみ、LOダアンジャロ・アスイが近場を突いてトライを追加。19-14と勝ち越して完全に流れを引き寄せると、31分にもボールの動きを止めることなく縦横無尽につなぎ続け、ふたたびアスイがフィニッシュする。さらに37分にはラインアウトモールを力強く押し切って5本目のトライをマーク。31-14までリードを拡大して、前半の40分を終えた。

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