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ラグビー コラム 2023年6月30日

【RWC2023出場国紹介:ウェールズ】名将ガットランドがヘッドコーチに復帰 台風の目となるか、レッドドラゴンズ

ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
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ホームユニオンと呼ばれる英4カ国の一角でラグビー界きっての伝統国だ。現在の世界ランキングは9位(2023年6月26日現在)。日本代表の1つ上だが、2019年のラグビーワールドカップ(RWC)でベスト4入りしたように、どのチームをも倒す実力を秘める。2022年12月、RWC2019まで12年間ヘッドコーチを務めたウォーレン・ガットランドが復帰し、低迷から抜け出し再び世界の頂点を狙っている。愛称は国旗に描かれた赤い竜から「レッドドラゴンズ」。

歴史をひもとけば世界を席巻した黄金時代が複数ある。初のテストマッチを1881年(対イングランド)。上流階級のスポーツとして発展したイングランドとは違い、ウェールズのラグビーは炭鉱・製鉄就労者を軸に発展し、屈強なFWとパスで華麗にボールをつなぐBKというスタイルで1900年代初頭に黄金時代を迎える。そして、日本のラグビー界にも大きな影響を与えたのは1969年から10年間の黄金期だ。1975年に来日し、ラグビー史上最高の選手といわれるSHガレス・エドワーズ、天才SOフィル・ベネット、世界最強FBのJPR・ウィリアムズらが変幻自在にパスをつないで日本のファンを魅了した。

RWCでは1987年の第1回大会で3位、以降2大会はプール戦で敗退。1999年から強化体制を立て直し、2大会連続でベスト8、2007年のフランス大会はプール戦で敗退したが、ニュージーランド人のウォーレン・ガットランドがヘッドコーチに就任すると、フィットネスを高め、愚直にボールを繋いで突進を続ける情熱的なスタイルでチーム力を上げ、シックスネーションズで4度優勝、RWCも2011年からは4位、ベスト8、4位と安定した成績を残した。2019年大会後、ガットランドは勇退し、いったんニュージーランドに帰国していたが、低迷するウェールズの窮地に再び戻ってきた。2023年のシックスネーションズではイタリアに勝利しただけで5位となったが、アイルランド、フランスの2強を苦しめている。

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