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ラグビー コラム 2023年6月30日

今季の関西を牽引するのは京都産業大か、それとも同志社大か。関西大学春季トーナメント決勝展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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こちらも前年度大学選手権時のスタメンからFL梁本旺義主将ら主軸7人が卒業し、HO長島幸汰、NO8林慶音、SO大島泰真の3人がU20日本代表の南アフリカ遠征に参加していることもあって、現在のラインアップにはフレッシュな顔ぶれが並ぶ。もっとも各ポジションに高校時代から全国レベルで活躍してきた実力者がひしめいており、ポテンシャルの高さは疑いない。就任2年目の宮本啓希監督の掲げるタフなスタイルが浸透すれば、昨シーズンから大きく躍進を遂げる可能性は十分ある。

発表された登録メンバーを見ると、京産のFW第1列は左PR猿渡翔眞、HO李淳弘、右PR西崎海人の3人。石橋チューカと日吉健がLO陣を形成する。バックローはテビタ・ポレオ、キャプテン三木皓正の両FL、NO8に長身の松永壮太朗という並びだ。

BKはルーキーのSH高木城治が2年生のSO奈須貴大とペアを組む。TB陣は西浩斗、松岡大河の両WTBに、小野麟兵と高井良成のCTBコンビという布陣。万能プレーメイカーの辻野隼大はFBに入った。

一方、同志社のフロントローは左PRにキャプテンの山本敦輝、HO大山卓真、右PR上野聡大というおなじみの3人で、両LOは渡邊陽二と山崎暖人が務める。バックローは6番奥平都太郎、7番鈴木崇敏、NO8北堀誠博という機動力に優れる3人だ。

ゲームコントロールを司るのは、SH福岡壮太郎とSO野口大介の4年生HB団。両CTBはともに常翔学園出身の岡野喬吾、ファイアラガ義信ダビデのペアで、バックスリーは左WTBに上嶋友也、右WTBに福田大河、FBが桃田涼平という構成になった。ファイアラガと上嶋の2人はルーキーだ。

なおこの春季トーナメントは過去6回行われており(2020年度は中止)、優勝は天理が4回(2016、2018、2019、2022年)、京産が3回(2016、2017、2022年。2016、2022年は天理と京産の両校優勝)、同志社が1回(2021年)。このうち2016、2018、2019、2022年度は春の優勝校が秋のリーグ戦も制しており、高い関連性があることがわかる。

3季前の2020年度に天理大が初めて頂点に立ち、過去2季も京産が準決勝で強い印象を残すなど、近年は大学選手権で関西勢が大きな存在感を示している。全国から多くの視線が注がれる中、2023シーズンの関西を牽引するのは京産、同志社のどちらか。注目だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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