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ラグビー コラム 2023年4月24日

【ハイライト動画あり】浦安D-Rocks、全勝で文句なしのディビジョン2優勝決める。ジャパンラグビー リーグワン、順位決定戦第3節レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン2 順位決定戦

【第3節ハイライト動画】浦安D-Rocks vs. 三重ホンダヒート

前半終了間際には、自陣10メートル線付近のスクラムから飯沼が判断よく持ち出して大きく前進。スピーディーに球を動かしてディフェンスを揺さぶり、飯沼-石井でラックサイドをきれいに攻略する。勝負どころの大切な時間帯で実力を示す大きなトライを挙げ、28-14としてハーフタイムを迎えた。

14点差で始まった後半。次の1本をどちらが取るかによってゲームの流れが決まる。そんな重要な局面でスコアを刻んだのは、D-Rocksだった。

41分、グラウンド中央でキックモーションに入ったヒートSOトラスクに対し、NO8リアム・ギルが猛然と前に出てプレッシャーをかける。チャージしたボールが相手選手の頭ではねたところを手に収め、そのまま約40メートルを走り切った。

イズラエル・フォラウ(浦安D-Rocks)

PGを加え24点差にして迎えた60分には、自陣ゴール前に攻め込まれながらも粘り強く守り続け、相手がキックを蹴ったところで途中出場のFBイズラエル・フォラウがすかさずカウンター。CTBサミソニ・トゥア→WTB石井で80メートル近くを切り返し、勝負を決定づけるトライをマークする。

ヒートも気持ちを切らすことなくファイティングポーズを取り続け、64分にスクラムからのBK展開でFBバンクスが圧巻のフィニッシュ。68分にペナルティからの速攻でD-Rocksに7本目のトライを許したが、以降のピンチを粘り強いカバーディフェンスでしのぎ、陣地を盛り返す。

この日のハイライトといえるシーンが訪れたのは74分過ぎだ。ヒートがスクラムを起点に連続攻撃を仕掛けるも、D-Rocksも負けじと激しく体を当てて対抗し、攻守が入れ替わりながら4分以上プレーが続く。最後はD-Rocksのダイレクトタッチでようやくホイッスルが鳴ったが、疲労がピークに達する最終盤に繰り広げられた緊迫の攻防は、両者の意志と厳しい鍛錬のあとを感じさせた。

意地のぶつかり合いはロスタイムに入っても続き、相手ボールのラインアウトを奪ったヒートが力を振り絞ってアタックを仕掛ける。最後はFBバンクスがわずかなディフェンスの隙間を突き抜けてフィニッシュ。最終スコアを48-28としたところで、フルタイムを迎えた。

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