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【ハイライト動画あり】東福岡「フェニックス」、6大会ぶり7度目の優勝。高校3冠を狙った報徳学園に快勝。全国高校ラグビー大会 決勝
ラグビーレポート by 斉藤 健仁東福岡が6大会ぶりの優勝。蘇った「フェニックス」
1月7日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で「花園」こと、全国高校ラグビー大会の決勝が行われた。史上4校目の高校「3冠」&初優勝を目指す報徳学園(兵庫)と、6大会ぶり7度目の優勝を狙う東福岡(福岡)のAシード同士の激突となった。
なお、春の選抜大会、夏の7人制大会、冬の花園と初めて、3試合全てで決勝が同じカードとなり、春(コロナ禍の影響で東福岡が辞退、報徳学園が不戦勝)、夏とも報徳学園が制していた。
ともに高校日本代表候補8人を擁するチームで、報徳学園は準決勝から1人メンバー交替し、東福岡は準決勝からメンバー変更はなく、全員が3年生だった。霧雨が降る中、6000人を超えるファンが集い、午後2:05に東福岡ボールでキックオフされた。
東福岡の電光石火の先制トライ
いきなり試合は動く。1年間、ディフェンスに注力してきた東福福岡は「なるべく敵陣で戦い、ディフェンスでプレッシャーをかける」がテーマだった。「分析の結果、絶対蹴ると思っていた」と、キャプテンFL(フランカー)大川虎拓郎(3年)がキックチャージし、そのボールを右に展開し、開始36秒でWTB(ウイング)上嶋友也(3年)が左隅にトライを挙げて5点を先制する。
さらに東福岡は12分、「分析通りだった」(藤田雄一郎監督)という相手ボールラインアウトをスチールし、そのまま左に大きく展開しFB(フルバック)石原幹士(3年)が左中間に押さえてトライ、SH(スクラムハーフ)高木城治(3年)のゴールも決まり12-0とリードを広げる。
報徳学園SO伊藤を止める東福岡のFL大川主将
その後は積極的にFW(フォワード)、BK(バックス)が一体となってボールを展開する報徳学園に攻め込まれるシーンがあったが、タックル、接点の強さでゴールラインを割らせない。
それでも報徳学園は23分、NO8(ナンバーエイト)石橋チューカ(3年)のキックチャージから素早くつないで、CTB(センター)炭竈柚斗(3年)が左隅にトライ、SO(スタンドオフ)伊藤利江人(3年)がゴールを決めて、7-12とする。その後も報徳学園が攻め込むが、東福岡の分厚いディフェンス、ラインアウトのプレッシャーの前に追加点を挙げることができず、前半が終了した。
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