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ラグビー コラム 2022年10月3日

【ハイライト動画あり】前半ビハインドにも動じなかった帝京大が筑波大に完勝。ラグビー関東大学対抗戦レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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簡単なゲームではなかった。だからこそ帝京大の強さは際立った。

前半のスコアは12-17。開始6分に先制トライを許し、その後も筑波大の気迫みなぎる攻守に食い込まれてリズムに乗り切れないまま40分を終えた。後半もマイボールスクラムでのペナルティから筑波大FB高田賢臣に約50mのロングPGを決められ、ビハインドは一時8点差まで広がった。

 

スタジアム全体にアップセットのムードがふくらんでいくような試合展開。それでも帝京大の堅牢な土台はぐらつかなかった。厳格なトレーニングによって築き上げてきた隙のないスタイルは、追い込まれたことでむしろ真価を発揮した。

とりわけ大きな存在感を誇示したのは、入替で後半からピッチに立ったHO江良颯だ。

まずは47分、力強いプッシュでスクラムを押し切ってペナルティをもぎ取り、ラインアウトモールでのPR高井翔太のトライを導く。51分にはフィールド中央で鋭く縦に切れ込んで豪快にラインブレイクし、敵陣22mライン内へ前進。続く右展開から大外でカットパスを受けたWTB小村真也が右コーナーに押さえた。

これで24-20と逆転した帝京大は、55分にもSO高本幹也がキックレシーブからのカウンターアタックで左ライン側を抜け出し、一気に筑波大ゴール前へ。またしてもHO江良が2人のタックラーをいなしながらオフロードでつなぎ、FL青木恵斗がゴールラインを越える。このトライでリードはまたたく間に31-20まで広がった。

こうなれば流れは完全に帝京大だ。59分にはスクラムでのペナルティ奪取で得たラインアウトから連続攻撃でたたみかけ、LO尹礼温の巧みなオフロードでWTB小村がこの日4本目となるトライをマーク。自陣22m線内のディフェンス機を危なげなくしのいで迎えた68分には、ゴール前ラインアウトからFWで近場を攻め、FL奥井章仁が左中間にねじ込む。終わってみれば45-20までスコアを広げての完勝で、前年度の大学王者が対抗戦最初の関門を突破した。

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