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ラグビー コラム 2022年8月11日

五郎丸歩、スポーツビジネスの観点から日本ラグビーの未来を語る編 ~大畑大介、大西将太郎、五郎丸歩がラグビー界について語る!~

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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五郎丸:我々もイチから全て作り上げてきましたけれど、お客さんはスタジアムに非日常を求めてくるわけです。だからラグビーのスタジアムで、いかに非日常を味わわせるかが勝負だと思うんです。

選手たちはプレイでそれを感じてもらえばいいけれど、運営はその選手たちがプレイしている姿というのを、特殊効果使ったりだとか、いろいろな形で見せないといけない。でも、そこにはお金が絶対ついてくるんですよ。

今回でいくと、リーグワンとBリーグ(男子プロバスケットボール)が同日に決勝をやっていましたが、優勝セレモニー1つとっても、お客さんが3、4万人入る国立競技場よりも、隣の東京体育館で6000人の決勝戦の方が華やかだったりするわけです。それはおかしいというか、そうあっちゃいけない。

あれだけいいスタジアムでやっているのであれば、もっとできることはたくさんあるでしょう。でも、そこは思いだけではなく、お金が絶対についてくるので、しっかりと稼げるものをリーグ全体として作っていかないと、見に来られる方を満足させられる空間というのは、なかなかできないと思います。

特に静岡はサッカーが根付いてるエリアですし、人口的にも東京と比べたら圧倒的に少ない。だからこそ、僕らが先陣切ってやらなければいけないことも多いだろうし、我々が成功することによって、リーグ全体が変わってくると思います。

国内リーグの充実と日本代表強化のバランス

大西:今まで磐田・浜松の静岡県の西の方が中心。東の方は巻き込めてきている?

五郎丸:東部、伊豆はやっぱり難しいです。沼津もそうです。静岡はすごく横に長いので、なかなか難しくて。今年は清水エスパルスさんのグラウンド(日本平スタジアム)を使わせていただいて、中部エリアでは開催できたんで、今後は東部、これは試合開催だけではなくて、普及活動も含めてやっていかなくちゃいけないと思います。

大畑:リーグワン自体もこれから3年、またさらに拡大していく中で、ブルーレヴズとしても当然、いろいろなビジョンを持っていくということ?

五郎丸:もちろん、そうです。まず試合数を増やさないといけないと思っています。ワールドカップがあるので基本的に今まで、日本代表中心のスケジュールでずっとここまで来ている。でも、自国開催が終わったので、一旦シフトを戻さないといけないと僕は思っています。

もうちょっと国内のリーグを充実させないといけなくて、もちろん代表が強いことで引っ張られる部分もあるんですが、そこにスケジュールが偏ってしまうと、国内でラグビーに関心がある人で、応援したいという人たちを取り込むのは難しいでしょうし、事業的にも採算が合わなくなってくるので、単純に試合数は増やさないといけない、となります。

大畑:現役時代もそうだし、引退してからも五郎に注目してる人はすごく多いので、大変な役かもしれないけど、五郎らしく、前回の清宮(克幸/元ヤマハ監督)さんの話ではないけれど、五郎にしかできないようないいところを見せてほしいと思います。

五郎丸:がんばります。

大西:今回、五郎丸さんをゲストにお招きして、セカンドキャリアを中心に話しましたが、これから日本ラグビー界の発展のためにも、五郎丸さんはご尽力されていきますから、みなさん応援よろしくお願いします。

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