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ラグビー コラム 2022年1月16日

【ハイライト動画あり】ブレイブルーパス東京が激しい接点を武器に敵地でレッドハリケーンズ大阪を破り今季初勝利。ジャパンラグビーリーグワン第2節

ラグビーレポート by 直江 光信
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ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1

【第2節ハイライト】NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 vs. 東芝ブレイブルーパス東京

レッドハリケーンズも50分にSO川向が正面35mのPGを沈め4点差に詰め寄ったが、ブレイブルーパスは続くキックオフからターンオーバーでボールを奪い、一連の流れで敵陣ゴール前へ。そして53分、スクラムサイドに走り込んだWTBジョネ・ナイカブラがタックラーを引きずりながらポスト右へ飛び込み、リードを広げる。さらに58分にもペナルティ獲得→ゴール前ラインアウトという得意の流れでモールを押し切ってトライ。32-16と一気に突き放しにかかる。

その直後、ブレイブルーパスはCTBジョニー・ファアウリとLOワーナー・ディアンズが相手選手の頭頚部へのコンタクトでそれぞれレッドカード、イエローカードを受け、2人が同時にピッチを退く非常事態を迎えたが、残る13人が懸命のタックルを続け、この危機をしのぎ切る。71分には辛抱強く攻撃を継続して反則を誘発し、CTB中尾がPGで3点を追加。残る10分もひたむきに足を動かし続けてレッドハリケーンズの反撃を封じ、35-16でフルタイムを迎えた。

ブレイブルーパスにすれば敵地のゲームでボーナスポイントつきの勝利を挙げ、勝点5を手にした意義は大きいだろう。前節の東京サントリーサンゴリアス戦も敗れたものの6トライを奪っており、攻撃面では確かな手応えを感じているはずだ。一方で危険なプレーによって2枚のカードを受け、たたみかけられそうな場面で逆にピンチを招いた点は大きな反省材料。現在はラグビー界全体がより安全にゲームを進める流れを強めており、タイトな展開ではこうした規律の乱れが命取りになりかねないだけに、修正は急務といえる。

一方、開幕からのホーム2連戦で痛恨の連敗を喫したレッドハリケーンズ。この試合では不用意な反則やイージーエラーが多く、相手が13人になった時間帯もたびたびチャンスを作りながら仕留め切れなかった。LOローレンス・エラスマス主将、日本代表のFL/LOヴィンピー・ファンデルヴァルトに加え、今季の戦術の柱になるはずだったSOエルトン・ヤンチースまでもが前節の負傷で戦線を離脱し、チームはまさに緊急事態といえる状況。ケガ人が戻り戦力が整うまで踏ん張り切れるか、ここが正念場だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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