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京産大に対しても好感触を得たスクラム
9月に開幕したラグビー関西大学リーグも残すところ2試合となった。同志社大学は前節の京都産業大学との大一番で、相手の強力FW(フォワード)を止められず失点し、後半39分に逆転負けを喫した。少しでも上位で大学選手権へと進むためにもう負けは許されない。
第5節の終了時点で京産大が5勝0敗、天理大学、近畿大学が4勝1敗で並んでいる。同志社は3勝2敗で4位に後退。だが、天理大との直接対決を残しており、まだまだ上位を狙える位置につける。12月4日の天理大との最終節、そして大学選手権へいい流れをつくるため、結果と内容の両方が求められる重要な一戦を迎える。
相手は第5節終了の時点では最下位の関西学院大学。同志社はここ数年間勝利しているが、油断できるわけではない。2年前の対戦では3点差で勝ったものの、一時、14点リードを許すなどギリギリまで追い詰められた相手だ。今年はシーズン序盤こそ、立命館大学や摂南大学に敗れたが、第4節では、同志社を破った近大相手に前半は接戦を演じるなど、試合を重ねるごとに調子をあげている。
今節最大の注目はセットプレーだ。同志社は前節の京産大戦でセットプレーを武器とする相手に互角以上の戦いを見せた。「自分たちが力入れてきたスクラム、ラインアウト、モールでは出したいことは出せた」(LO/ロック南光希 共同主将・スポ4)。
春から強化を進めてきたラインアウトからのモール攻撃で2トライを奪い、確かな手ごたえをつかんだ。また、1人当たり7キロの体重差があり、劣勢が懸念されていたスクラムでも押し勝ちペナルティを誘発。昨年から試合経験を積んできた山本敦輝(社2)と李優河(法3)の両PR(プロップ)は、着実に成長していることを感じさせた。
一方の関学大もセットプレーから多くのトライを奪っているチームだ。今シーズンも天理大や近大といった上位のチーム相手にラインアウトのモールから何度もトライを挙げている。
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