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しかし、ここから早大の反撃に遭い、2つのトライとPG(ペナルティゴール)を献上。リードを広げられる。しかし、前半終了間際はFW(フォワード)がこだわり、持ち出しから大賀がトライ。7点差で前半を折り返す。
後半開始後、明大は強みのFWがまたもトライを挙げて相手に迫る。しかし、その後は両チームが2トライずつ挙げる展開になり、最後はゴールキック差で敗戦。夏の明早戦はライバルに軍配が上がった。
2度の合宿のテーマは「"Build-Up"で成長する」(NO8/ナンバーエイト福田陸人・法4=国学院栃木)。早大戦に負けはしたものの、トライ数では明大が上回る結果になった。Jヴィレッジでの合宿から構築してきたアタックの形はまさにそれを体現。
「ディフェンスは良かったが、最後の我慢比べで負けてしまった」(NO8/ナンバーエイト大石康太副将・営4=国学院久我山)。ゴールライン直前でのノックオンなど勝負どころでミスが散見されたが、タイトなゲームだからこそ得られた経験に違いない。
合宿を経て、選手たちは確かな成長を感じている。これまで新たな課題に取り組むと、基礎プレーがおろそかになることに悩んでいた今年度の明大。飯沼を中心とするリーダー陣はミーティングで基礎プレーの重要さを言い続けてきた。
「新しい技術を身に着けながら、明治の強みとなることを思い出せた」(飯沼)。今回はリーダー陣の試みが功を奏し、飯沼自身、非常に満足のいく合宿を行えた模様。
9月12日に開幕が迫る対抗戦。日本一に向け、まずは対抗戦の3連覇へ。厳しい夏を経た明大が今年も大学ラグビー界を席巻するに違いない。
文/写真:田中佑太(明大スポーツ新聞部)
明大スポーツ新聞部
1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。
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