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ラグビー コラム 2021年6月17日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】ラグビー選手を救い、蘇らせる「ゴッドハンド」 アスレチックトレーナー佐藤義人さん

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──最初からトレーナーになろうとしたのですか。
「最初は整形外科の医師になろうと考えました。親にも相談して高校卒業後、医学部専門の予備校に通いました。当時、人の死とは何を持って死とするのかということがよく議論されていて、僕も脳死、心臓死、臓器移植などたくさんの本を読みました。東洋医学の本も読み、西洋医学にしかできないこともあれば、東洋医学の良さもあることを知りました。僕は壊れたものをただ治すのではなく、寄り添いながら一緒に治していきたいという思いが強かったのです。それで医学部志望から鍼灸にシフトしました。スポーツに関わりたいという気持ちがずっとあったので、今、この場にいさせてもらえるのはありがたいことだと思っています」

佐藤義人さん

──ラグビーに関わったのは、いつからですか。
「もともとは大阪の枚方市で治療院をしていましたので、東海大仰星、御所工業(現・御所実業)、京都成章などの高校の選手を診ていました。立川理道(クボタスピアーズ)が天理大学4年生とき、大学選手権前に腰を痛めて小松節夫監督と一緒にやってきました。それがハルとの出会いです。ラグビーの日本代表に関わったのは2014年です。エディー・ジョーンズヘッドコーチ率いる日本代表のヘッドトレーナーだった井澤秀典さんと、アスレチックトレーナーの研修で一緒になったことがあります。その時、井澤さんの治療をしたら印象に残ったようで、僕の治療院に見学に来てくださったんです。それから数か月後、日本代表のメディカルを手伝ってほしという話をいただきました」

──どんなことを求められたのですか。
「たとえば、ラグビーワールドカップ(RWC)の期間中に全治3週間の怪我をした選手が出たら、帰国させてバックアップの選手を呼び寄せることになります。でも、エディーさんは選んだメンバーで最後まで戦い抜きたかった。怪我をした選手を治せるスペシャリストを呼んでほしいというのが井澤さんへの依頼だったようです。そこから代表選手、トップリーガーを診るようになりました」

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