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ラグビー コラム 2021年3月12日

サンウルブズファンも要注目!ヤマハ発動機の居城にキヤノンが乗り込む。“カーキー”も今季初先発のトップリーグ第4節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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キヤノンは監督、主将が様変わりした新体制だ。1年目で結果を出すことは容易でない。沢木監督は「この(キヤノンの)ラグビーにはスキルが大事」と語っており、今後はスキル、連携等を強化して決定力に結びつけたい。

両軍の出場メンバーが発表されており、キヤノンでは“ミスター・サンウルブズ”の一人が今季初先発を飾る。

サンウルブズに創設初年度(16年)から4季在籍し、チーム史上2位の39キャップを重ねた“カーキー”ことFLエドワード・カークだ。

圧倒的なワークレート、タックル精度で貢献した元共同主将で、その激しさとは好対照のファン対応などで支持を集めた。

キヤノンでは同じく16年から4季プレーしたSO田村優主将が2戦連続で先発を飾る。スクラムハーフは佐賀工-帝京大出身で、今季初先発のSH荒井康植だ。

先週ジャッカルでも貢献したエスピー・マレーはウイングに回り、小倉順平は今季初めて15番をつけての先発となる。

ヤマハスターティングメンバー

迎え撃つヤマハ発動機には、こちらもサンウルブズ初期メンバーであるPR山本幸輝、SH矢富勇毅(ともに16、17年在籍)など、かつての狼軍団の戦士が先発メンバーに名を連ねた。

伏見工-立命館大のHO江口晃平は、開幕戦で怪我をした日野剛志に代わり2番をつけて存在感を放っており、先週のNEC戦では2トライを挙げた。

決定力抜群のWTBマロ・ツイタマはトライ数ランキングで単独2位の7トライ。

9トライで首位のナエアタルイ(神戸製鋼)が4試合の出場停止処分になったため(第3節日野戦の後半32分の危険なタックルによる)、今後首位に躍り出る可能性がある。

ボールキャリーに邁進するCTBヴィリアミ・タヒトゥアは第4節も健在。今季限りでの現役引退を公表しているFB五郎丸は2戦連続での先発となった。

両軍のコーチングスタッフには元サントリーの選手が多く、ヤマハ発動機の堀川隆延GM兼監督のもとでヘッドコーチ(HC)を務める大久保直弥氏と、キヤノンの沢木監督も元チームメイトだ。

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