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花園で連覇に挑む佐藤主将
―― コロナ禍の自粛期間中はどういったことをしていましたか? 「コロナという状況は自分が何かをしても変わらない。個人としてはポジティブに考え、置かれた状況下で、自分で何ができるかを考えました。
スキル練習もやっていましたが、身体作りにフォーカスした練習メニューを作って、身体能力をアップしようとしていました。1週間でフルマラソンの42.195kmを走るようにしていました。ランニングフォームも自分で試してみたり、長い距離だけでなく、ダッシュしたりといろんな工夫をしていました。
(自粛期間中の2ヶ月は)毎日の夜、京都成章のSH(スクラムハーフ)宮尾昌典や、東福岡のCTB江口翔(ともに3年)とか、U17日本代表で一緒だったメンバーで、ZOOMを使って(オンラインで)ウェイトトレーニングもしていました。2年時より身体が大きくなり、走力も上がっていると思います。
また、例年よりもチームとして試合経験が少ないので、チームメイトとは、毎週、昨年度のキーになった試合とかをリーダー陣で決めて、自分たちに置き換えてミーティングをしていました」
―― 11月には、PR亀山昇太郎(茗渓学園)、SH細矢聖樹(國學院栃木)、SH宮尾とともに、アスリート入試で早稲田大学への合格が発表されました。 「まずは(早稲田大学のラグビーに)自分が憧れていたところがありました。 大きい選手じゃないので、自分のプレースタイルは力で吹っ飛ばすという感じではなく、(味方を活かすために)上手く走ったりすることなので、自分が活きる大学かなと思って早稲田を選びました。
また、大学でも(桐蔭学園のOBである早稲田大1年生CTB伊藤)大祐さん、SH小西(泰聖/2年)さんと一緒にプレーしたかったこともあります。
―― 高校生活最後の花園になります。 「1年生のときから、個人としてもチームとしても一番大きく成長できる場所と感じています。相手にベクトルを向けるのではなく、自分たちが何をしなくちゃいけないか考えたい。個人としては自分が行くところ、他の選手を活かすところといった周りを冷静に見る目を培っていきたい。全員でベクトルを向けて日々成長していきたい」
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