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ラグビー コラム 2020年7月31日

ホーム最終戦で初勝利を目指すチーフス、首位のクルセイダーズを迎え撃つ。スーパーラグビー2020 アオテアロア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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一方、スーパーラグビー3連覇中で、初戦から4連勝で首位を独走していたクルセイダーズ。前節はホームでハリケーンズに32-34で敗れ、ホームでの連勝記録が「36」でストップし、今大会初黒星を喫した。

それでも勝ち点19で首位をキープしたが、2位のブルーズとは2ポイント、3位のハリケーンズとも3ポイント差で、油断できない状況にある。

FWは2人の先発を変更。家族に不幸があった左PRジョー・ムーディーに替わってジョージ・バウアーが先発、ベンチにはイシレリ・トゥウンガファシが入った。サモア代表右PRマイケル・アラアラトア、キャプテンでオールブラックスのHOコーディー・テイラーは引き続き先発する。

LOにはオールブラックスの経験が豊富で、クルセイダーズの選手として7人目の150キャップとなる副キャプテンの1人、サム・ホワイトロックがミッチェル・ダンシエとスターターに名を連ねた。

FLにはシオネ・ハヴィリが先発し、トム・クリスティーとコンビを組む。前節FLを務めたトム・サンダーズはフェトゥ・ダグラスに替わってNO8にシフトした。

BKは1名のみの変更で、ブリン・ホールに替わってSHミッチェル・ドラモンドが、SOリッチー・モウンガとハーフ団を構成。

CTBにはもう1人の副キャプテンであるジャック・グッドヒューと、フェトゥリ・パエアが入り、バックスリーにはWTBジョージ・ブリッジセブ・リース、FBウィル・ジョーダンと、オールブラックスを揃えた。

スコット・ロバートソンHCは「何よりも第一に、私たちは、この非常に悲しい時に直面しているジョー・ムーディーとその家族と心は共にあり、土曜日の夜にグラウンドに立つときには、間違いなく彼らのことを考えているだろう」。

「チームとしては、サムが今週150試合の節目を祝うことを本当に誇りに思う。彼は非常に優秀なリーダーであり、私たちのチームに多大な貢献をしてくれた」。

「ハリケーンズ戦の後、本当に率直なレビューを行い、今週改善する必要がある分野を特定した。今大会ではこれまでのところ、わずかな差で負けているチーフスと対戦することになり、彼らはホームファンの前での勝利を切望しているだろう」と語った。

クルセイダーズは後半の粘り強いアタックで連敗を避け、しっかりと首位をキープしたいところだ。

ホームのファンに今大会初勝利を届けたいチーフスと、優勝のために負けられないクルセイダーズの一戦は、8月1日(土)午後4:05にキックオフされる。この試合はJ SPORTS 1で生中継J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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