人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年7月6日

【ハイライト動画あり】チーフスに打撃。最後14人のハリケーンズに力負け。スーパーラグビー「アオテアロア」第4節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

後半3分にPG加点で14点差(6-20)とすると、ハリケーンズのLOスコット・スクラフトンが反則の繰り返しによりシンビン(10分間の一時退場)に。

相手のシンビンという好機が訪れたが、チーフスは12次攻撃の末にハンドリングミスで後退するなど、相手の好守のみならず連係にも精彩も欠き、インゴールが遠かった。

結局は14人のハリケーンズ相手に得点を重ねられなかった上、後半20分には逆に途中出場した元サンウルブズのSHジェイミー・ブースの好走から、最後はふたたびWTBファンダイクにトライ(ゴール失敗)を決められた。6-25

ハリケーンズはディフェンスの狙いも的中し、アタックも好調。勝利は必至と思われたが、迎えた後半24分だった。

敵陣ゴール前でペナルティをもらったチーフスは、FBマッケンジーが虚を突いてクイックリスタート。

ここでハリケーンズのLOスクラフトンがオフサイド位置でタックル。反則行為でトライを防いだとして認定トライ(7点)となり、スコアは13-25に。

さらにLOスクラフトンに2枚目のイエローカードが出され、累積で退場となった。

大会新ルールにより退場の20分後の代替選手の出場はできるが、それが可能となる時間帯はオーバータイムの85分前後。ハリケーンズは試合時間の残り約15分を14人で戦うことが決定的となった。

しかしここから14人のハリケーンズが奮闘。

15人のチーフスは屈辱を味わうことになる。

敵陣に攻め入ったチーフスだが、後半28分の決定機でNO8アーディー・サヴェアジャッカルを食らい、目前だったトライを逃す。

後半36分には自陣からの果敢な攻撃で、SOアーロン・クルーデンの突破から右隅で1トライを返すが、FBマッケンジーがトライ後のコンバージョンを外し、残り約2分で7点(18-25)を追いかける展開に。

せめて同点に――。ボールを渡せないチーフスは自陣からアタックを仕掛けるが、残り1分を切ったところでノックオン

ボールを保持したハリケーンズが時間を使い切って、25-18のままフルタイム。15人のチーフスは疲労困憊、14人のハリケーンズはアウェーで充実の大会初勝利を手にした。

ようやく大会1勝を挙げたハリケーンズは次戦、1勝2敗のハイランダーズと対戦する。

一方、開幕4連敗となったチーフスは休養週を迎える。英気を養い、第6節でのハイランダーズ戦で初勝利をめざす。

1週間の休養週でチーフスはどう変わるのか、もしくは――。名将ガットランドの手腕にますます注目したい。


文:多羅正崇

スーパーラグビー2020 アオテアロア第4節

チーフス vs. ハリケーンズ ハイライト

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ