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新型コロナウィルスの感染拡大のために中断されたスーパーラグビー2020の代替大会として、ニュージーランドカンファレンスの5チームで争う、「スーパーラグビー2020 アオテアロア」が先週6月13日に開幕した。
第2節となる今週は6月20日(土)にチーフスとブルーズの一戦が行われる。
先週、チーフスは大会の開幕を飾るハイランダーズ戦で、試合終了間際に一度はFB(フルバック)ダミアン・マッケンジーのDG(ドロップゴール)で勝ち越したものの、ウォーレン・ガットランドHC(ヘッドコーチ)の息子である、相手のSO(スタンドオフ)ブリン・ガットランドにDGで再逆転されてしまい、27-28と惜敗した。
今週はなんとしてもホームで勝利したいチーフスは、前節からFW(フォワード)2名、BK(バックス)1名を入れ替えた。
LO(ロック)は先週デビューとなったトゥポウ・ヴァアイが5番から4番にシフトし、首を痛めたミッチェル・ブラウンに替わり、ナイトア・アクオイが5番に入った。
オールブラックスの新キャプテンに就任した、キャプテンFL(フランカー)サム・ケインが腰のケガで今週も欠場のため、同じくオールブラックスのSH(スクラムハーフ)ブラッド・ウェバーが、再びゲームキャプテンを務める。
ウェバーは、フランスからチームに戻り、今週は先発スタートとなった元オールブラックスSO(スタンドオフ)アーロン・クルーデンとハーフ団を構成し、ケイリブ・トラスクがベンチにまわった。
CTB(センター)アントン・レイナート ブラウン、FB(フルバック)ダミアン・マッケンジーといったオールブラックスのメンバーは第1戦に続き先発。また、WTB(ウイング)ショウン・スティーブンソンがホームのファンの前で50キャップの節目を迎える。
ガットランドHCは、「先週のハイランダーズ戦では、十分な実践力が整ってなかったので、相手にチャンスを与えてしまった。今週は、よりシャープに、より優位なパフォーマンスを提供する必要がある。
ブルーズには素晴らしいプレーメーカーがいて、危険なチームだ。先週のハリケーンズ戦でのパフォーマンスも良かった。
選手たちは、ほぼ満員になると予想されている観衆の前でプレーする興奮している。ファンのために何かを届け、彼らの支援に報いることができるかは、そのプレー次第だろう」と意気込みを語った。
一方のブルーズは、ホームでの開幕戦でハリケーンズを30-20で下して好調なスタートを切った。
前節からの先発変更は両FLのみで、ダルトン・パパリイとアキラ・イオアネが、ブレイク・ギブソンとトム・ロビンソンに代わってスターターを務める。
キャプテンを務めるオールブラックのLOパトリック・トゥイプロトゥを含め、それ以外のFWに変更はないが、ベンチのPR(プロップ)シオネ・マフィレオが出場すれば50キャップとなる。
BKは先週のメンバーと変わらず、SOオテレ・ブラック、第1節のパフォーマンス・オブ・ザ・ウィーク(最優秀選手)のWTBケレリブ・クラーク、好調だったCTBリーコ・イオアネ、前節ブルーズデビューを飾ったFBボーデン・バレットらが出場する。
ハリケーンズ戦でウォーターボーイを務めていた新加入のレジェンド、SOダン・カーターのメンバー入りも期待されたが、残念ながら今週もメンバー外となった。
トップリーグでのプレー経験もあるレオン・マクドナルドHCは、「先週良いスタートが切れたが、チーフス相手に結果を出したければ、もっと良いパフォーマンスをしないといけない。
この大会では選手層の厚さが本当に重要になってくると思うので、ダルトン・パパリイやアキラ・イオアネのような選手を先発に加えることができてラッキーだ。
先週のパフォーマンスはいい部分もあったが、もう一段上のレベルに上げていかないと、チーフスのようなフィジカルなチームや、同じニュージーランドのライバルたちと戦っていくのは難しいだろう」と話した。
両チームともBKは現役オールブラックス、元オールブラックスが顔を並べており、FWは仕事人が揃う。今週もレベルの高い一戦が大いに期待できよう。チーフスはホームのファンの前で白星を飾れるか。好調のブルーズが連勝で首位をキープできるか。
注目のスーパーラグビー2020 アオテアロアの第2戦は、日本時間の6月20日(土)午後4:05に、チーフスのホーム、ハミルトンのFMGスタジアムでキックオフされ、J SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
文:斉藤健仁
スーパーラグビー2020 アオテアロア
スーパーラグビー2020 ナビ 【世界最高峰リーグ再開編!】
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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