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ラグビー コラム 2018年12月14日

立命館、関西代表として昨季のリベンジを狙う。ラグビー大学選手権

ラグビーレポート by 立命スポーツ編集局
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ついに目標の全国ベスト8に向けて立命館大学が躍進を始める。11月24日から始まった第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会。今年も全国からリーグ戦や対抗戦を勝ち抜いた強者たちがしのぎを削る。

昨年、2季ぶり18回目の全国大学選手権の出場を決めた立命館は、初戦で関東大学対抗戦Aグループ3位の慶應義塾大学と対戦した。

しかし、この初戦で立命館は、12-101というスコアで完敗を喫した。中林監督はこの結果を振り返り、「関西代表として不甲斐ない結果。またこの舞台で借りを返すために帰ってくる」と述べていた。

そして今年、同志社大学、天理大学と2校に負けはしたが、関西強豪の一角・京都産業大学に勝利。弾みをつけ、関西リーグ2位として再び大学選手権の舞台へ戻ってきた。

そして運命の初戦、相手は今季勢いに乗る明治大学。今年の明治大は常勝・帝京大学を春、夏に続き秋のリーグ戦でも撃破した。

白と紺のユニフォームを身にまとう明治大は「重戦車」と呼ばれる伝統のFW(フォワード)に加え、FWとBK(バックス)の息のあったプレーにも注意しなければならない。

チーム力もさることながら個人の活躍も多く見られる。この個性の強いチームをまとめ、引っ張る主将、SH(スクラムハーフ)の福田健太(4年生・茗渓学園)のゲームメイクが試合の鍵になるだろう。

ランで敵陣に攻め込む平尾

対する立命館は、FL(フランカー)の古川聖人主将(済4・東福岡)を中心に「攻撃的なディフェンス」から流れを掴み、勝利を掴みたい。

古川は大学選手権出場に際して、「常に挑戦者としての気持ちを忘れずに、一戦一戦目の前の試合に集中する」と意気込む。

立命館の勝利の鍵はルーキーたちの活躍だ。「独特のテンポ感を持つ」と中林監督も太鼓判を押すSH(スクラムハーフ)平尾剛士(スポ1・東福岡)が試合をコントロール。

さらにウィングコンビの木田晴斗(情理1・関西大倉)と藤井健太郎(済1・伏見工業)がランでゲイン・トライを成功させ、勢いを手繰り寄せる。SO(スタンドオフ)の吉本匠(スポ3・常翔学園)の正確なキックにも期待だ。

ゴールラインに向かい走る藤井

さらに立命館の強みである、セットプレーからの得点にも期待だ。ラインアウトではHO(フッカー)の山口達也(スポ4・常翔学園)を基軸にモールでトライを狙う。

自分たちのできることをやり切り、全国の舞台で1勝を掴んで欲しい。全国ベスト8を目指す挑戦者、立命館。関東勢に臆することなく目の前の一戦に臨む選手たちに期待がかかる。

文:須永みはる/撮影:森日向子・福清真人

◆ラグビー大学選手権3回戦
・12月16日(日)午後2:05 立命館大学 vs. 明治大学
※J SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局

立命スポーツ編集局では立命館大学体育会の活躍を多くの人に知ってもらえるよう、週末を中心とした取材活動や、定期的な新聞・号外の発行、HP記事の掲載を行っています。取材した試合の速報はTwitterで、写真はFacebookでそれぞれ配信しています。公式サイト

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