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ラグビー コラム 2018年7月9日

前半はクロスゲーム。後半はワンサイドゲーム。カードで様相一変した「ワラターズ×サンウルブズ」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ただ14人で劣勢を覆すには、ワラターズは強力だった。

後半21分、25分にトライを奪われると、同30分には途中出場の田中史朗がこちらも危険なタックルによりシンビン(10分間の一時退場)。

13人となり、ここからさらに3トライを浴びた。

最終スコアは25-77。ワラターズはチーム歴代最多を更新する1試合12トライで9勝目(1分5敗)を挙げ、カンファレンス1位でプレーオフ進出を決めた。

今季12敗目(3勝)を喫したのはサンウルブズ。

しかし前半は取られても取り返し、準備とハードワークでシーソゲームを演じた。試合後のブラウンHC代行のコメントにも手応えが滲んだ。

「強豪相手にサンウルブズは 14人、最後は 13人になってしまい、今日は厳しい試合となりました。前半はワラターズ相手に十分にプレッシャーをかけることができていたと思います」

シーズンが深まり総合力は高まっている。ブラウンHC代行の「自分たちのやり方を確立して、スーパーラグビーで戦えるところまでになりました」という言葉は、偽らざる実感だろう。

SH流主将も試合後、チームメイトに「今まで自分たちが積み重ねてきたことは間違いではない」と声をかけたという。

そしていよいよ迎えるのは、険しかった2018年の終着点。

サンウルブズは7月13日(金)、ブリスベンで今季ラストゲームを迎える。

対戦するレッズ(オーストラリア)は、サンウルブズが第13節で63得点を奪って撃破し、秩父宮のファンへ今季初勝利を届けた相手だ。

「今季4勝目をアウェイで挙げて、新しい歴史を作ろうと声をかけました」(SH流主将)

海外初勝利、初の連勝、1シーズン3勝…。新しい歴史を作ってきた2018年シーズンを、ファンの心を揺さぶる熱戦で締めくくりたい。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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