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【ハンドボール】王者を決める戦いが間もなくスローオフ! ANA CUP 第45回日本リーグ・プレーオフ
ハンドボールコラム by スポーツイベント・ハンドボール王者を決める戦いが間もなくスローオフ!
3月12日から14日まで、東京・国立代々木競技場第一体育館において、第45回日本ハンドボールリーグの勝者を決めるANA CUP 第45回日本リーグ・プレーオフが開催される。
コロナ禍でさまざまな影響を受けながらも、男子は豊田合成(レギュラーシーズン1位)、トヨタ車体(2位)、大崎電気(3位)、大同特殊鋼(4位)、女子は北國銀行(1位)、イズミメイプルレッズ(2位)、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(3位)、三重バイオレットアイリス(4位)の各4チームがプレーオフへと進出した。
12日にまず対戦するのは、男子は大崎と大同、女子はソニーと三重。
大崎と大同は今季リーグで1勝1敗。大崎はケガ人が多く、プレーオフではようやくベストメンバーで戦えそうだ。大同は例年よりも高いOF力を見せているが、一方でDF面に不安定さがある。堅いDFと速攻の破壊力では大崎が上で、大同がOFで安易なミスを繰り返すようだと厳しくなる。
ソニーと三重はソニーが2勝している。三重は今季絶好調だった左サイドの團玲伊奈が終盤に大ケガを負って戦線離脱。速攻の鋭さが失われただけに、セットOFでどれだけ丁寧に得点できるかがカギを握りそう。ソニーは中央のDF、GKが安定しており、順当にいけばソニーが優勢か。
この勝者と男子・車体、女子・イズミが対戦するのが大会2日目の13日。
車体は今季から門山哲也選手兼任監督に代わり、試行錯誤を繰り返しながら戦力を整えてきた。リーグ終盤に大同、合成、大崎を破るなど、上り調子でプレーオフを迎えている。
イズミは最優秀選手賞の日本代表GK板野陽を擁し、総失点304(リーグ1位)という堅守を誇る。最終戦では首位・北國に2点差まで迫る戦いを見せるなど、こちらもチーム状態は良好。
そして、最終日の14日には、男子・合成、女子・北國が登場する。
合成は日本代表5人に加え、趙顯章(台湾)、ヨアン・バラスケス(キューバ)という左右の大砲もおり、攻守ともに戦力は充実。初のプレーオフ優勝も手の届くところにある。
リーグ6連覇中(昨季プレーオフは中止)の北國は総合的な選手層の厚さは女子屈指で、一発勝負の戦い方も知り尽くしている。そう簡単に崩れることはないだろう。
合成、北國が総合力ではやや抜けており、日程的にも1試合だけ。順当にいけば、やはりこの2チームが優勢か。ただ、何が起こるかわからないのがトーナメントのおもしろさでもあるだけに、初戦から目を離せない試合が続きそうだ。
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