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CARGUY MKS RACING
いよいよ今週末に開幕を迎える2026年のSUPER GT。今年もGT500クラスはトヨタ、ホンダ、日産の3メーカーによるガチンコバトルが注目となる。どちらかというとGT500クラスに注目が集まりがちなシリーズではあるが、国内外のさまざまなスーパーカーやスポーツカーが集うGT300クラスも、今年は目が離せない。
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公式練習 第1戦 岡山国際サーキット 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月11日(土)午前9:20 ~
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予選 第1戦 岡山国際サーキット SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月11日(土)午後1:50 ~
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トークショー 第1戦 岡山国際サーキット 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月12日(日)午前9:00 ~
昨シーズンはNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)がチャンピオンを獲得。今年も体制変更なく連覇に臨むのだが、手強いライバルも非常に多い今季のGT300ラインナップとなっている。
そのなかで、昨今筆者が密かに注目しているのが、SUPER GT参戦2年目を迎えるザック・オサリバンだ。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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選手紹介~オープニングセレモニー~ウォームアップ走行 第1戦 岡山国際サーキット 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月12日(日)午前10:15 ~
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決勝 第1戦 岡山国際サーキット SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月12日(日)午後0:50 ~
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決勝 アナザースイッチライブ 第1戦 岡山国際サーキット 【限定】SUPER GT 2026
配信日時 : 2026年4月12日(日)午後0:50 ~
ザック・オサリバン(CARGUY MKS RACING)
イギリス出身のオサリバンは、2020年にイギリスF4でフォーミュラカーシリーズのレースデビューを果たし、翌年にはGB3でチャンピオンを獲得。2022年にはFIA F3へステップアップを果たすと、ウィリアムズF1の育成部門であるウィリアムズ・ドライバー・アカデミーの一員にも選ばれ、2023年のF1最終戦アブダビGPではフリー走行1回目に出走を果たした。
2024年には、宮田莉朋も参戦中のFIA F2を戦って2勝を記録したが、資金面などの問題もあり終盤の2大会を残してシートを失うことに。そこで彼が次の舞台として選んだのが日本だった。2025年はスーパーフォーミュラでKONDO RACINGから参戦したのに加えて、新体制で動き出すこととなったCARGUY MKS RACINGに加入。スーパーフォーミュラでは苦しい1年を過ごしたが、SUPER GTでは小林利徠斗とのコンビで中盤戦は速さをみせ、第5戦鈴鹿で初優勝を飾った。
今まで経験のない地で、初めての経験ばかりだったオサリバン。もちろん勝つために日本にやってきていたが、実際にはそんなに甘くはなかった。だからこそ、鈴鹿で優勝したときはこれまでの鬱憤を晴らすような笑顔をみせていた。
彼はこれまで、主にフォーミュラカーのレースを経験してきたのとことで、複数のドライバーでタッグを組んで1台のマシンで戦うというのも、このSUPER GTが初めて。昨年の鈴鹿の時も「SUPER GTらしいというか……僕はレース前半でシートベルトを外してクルマを降りているんだよね。その後は、目の前で起こっていることをモニターで見て、何が起きているのかも分かって、チェッカーの瞬間を迎える。シングルシーターだと、自分が乗っている瞬間にゴールを迎えて、その瞬間に嬉しさがあるんだけど、SUPER GTではちょっと違う感覚で不思議だ」と語っていた。
いずれにしても、昨年は初めての日本で苦労したなか、唯一掴んだ勝利が彼の救いになっていたことは間違いないだろう。
2025シーズンの第5戦鈴鹿でSUPER GT初優勝を飾った。
迎える2026年シーズン。スーパーフォーミュラでは名門TEAM IMPULに移籍して、先日のスーパーフォーミュラ開幕ラウンドでは第2戦で6位入賞を果たした。SUPER GTでは引き続きCARGUY MKS RACINGから参戦、パートナーは梅垣清に変わる。
早速、開幕前のテストから安定した速さを見せており、今年も優勝争いやチャンピオン争いに絡んでくる可能性は高そう。ただ、昨年SUPER GTというものを経験したオサリバンはかなり冷静に状況をみている。
「正直、今シーズンの行方がどうなるかは分からない。SUPER GTは非常に予測不可能だからね。でも、マシンのフィーリングは悪くない。昨年は速かったものの、事前にテスト走行が1日しかできなかったため、セッティングの面は基本的に1年間ずっと同じものを使っていた。今年はもっと色々なことを試してみたいと思っているし、ヨコハマタイヤと協力してタイヤ選びも進めている。現状は良いと思っているが、まだ具体的な戦略を練る必要がある」
そんなオサリバンだが、日本の文化に馴染もうとしている様子が昨年からうかがえる。なかでも印象的なのが、積極的に日本語を習得しようとしていること。最近では取材に行くと、最初の挨拶は「こんにちは!」とオサリバン。スーパーフォーミュラでの予選後メディアミックスゾーンでは、毎回と言って良いほど「また明日!」と日本語の挨拶で締めてくれる。そのほかにも、覚えたての日本語の単語を会話のなかに挟んでくる。先日のSFもてぎ大会の金曜日にも「明日、雨ね」と、より流暢になっているように感じた。
スーパーフォーミュラでは、今シーズンTEAM IMPULへ移籍したザック・オサリバン
過去にも多くの外国人ドライバーが日本にやってきているが、ここで結果を出しているドライバーに共通しているのが、日本の文化を積極的に取り入れること。特に日本語に関しては挨拶の一言を覚えて話すということだけでも、周囲に与える印象が変わる部分があるように思える。それを頑張ってやっているドライバーは、どこかで表彰台にあがるなど結果を残している。
J SPORTS 放送情報
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SUPER GT 2026 第1戦 岡山国際サーキット 予選
放送日時:2026年4月11日(土)午後 1:50 ~ J SPORTS 4
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SUPER GT 2026 第1戦 岡山国際サーキット 決勝
放送日時:2026年4月12日(日)午後 0:50 ~ J SPORTS 4
もちろん、セッティングや戦略など突っ込んだ話に関しては英語でやり取りして方向性を決めている。
ただ、チームの全員が英語を話せるわけではないため、日常の会話に関しては支障をきたしているのでは?と勝手に心配してしまうが、「まぁ大丈夫だよ。僕たちは同じ言語を話さないかもしれないけど、同じ場所で働いているから、十分理解できる」とオサリバン。
「彼らはいつも英語を話そうと努力していて、とても上手だよ。もちろん私もいつも日本語を話そうと努力しているしね。私たちは一緒に日本語と英語を話すから、ちょっと違うけど、楽しいよ」
まさに“郷に入っては郷に従え”。
長年、国内レースを中心に取材してきた筆者も、最近は海外で活躍する日本人ドライバーたちを追いかけてF1やFIA F2、FIA F3を取材しているが、その現場でも“郷に入っては郷に従え”を痛感する瞬間が何度もある。
そこを自ら早い段階から実践しているオサリバン。こういうところから、最終的に結果に結びついていきそうな予感だ。
日本での2シーズン目、彼の走りから目が離せない。
文:吉田 知弘
吉田 知弘
幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ
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