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モータースポーツ コラム 2026年3月13日

2026年WRC第3戦 サファリ・ラリー・ケニア “今年は早めの開催”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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前戦で優勝したエバンス。昨年の同レースでも優勝している。

例年はイースターの時期、3月下旬から4月のはじめに開催されますが今年は年間のスケジュールの調整のため2週間ほど早めの開催となりました。

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この時期のアフリカ海陸は乾季と雨季の境目で不安定な気候が予想されます。晴れても地獄、降っても地獄の極悪路ですから賢い運転が求められます。今年はコースの設定が大幅に変わったとのことで、ナイロビのスタートでなく、サービスパークのあるナイバシャが中心となります。

サファリラリーは1953年の英国エリザベス女王戴冠記念行事として当時英国の当治下にあったケニア、タンザニア、ウガンダの3カ国を舞台にした6,000キロ以上を走破する雄大なイベントでした。当時の日本の自動車メーカーはまだ発展途上でしたがこのような壮大で夢のあるイベントに早くから注目し、WRC創設(1973年)以前から積極的に参加しました。特に日産と三菱が1970年代にサファリラリーの主役でした。

ちなみにWRC創設の1973年から2002年までと19年間の休止期間を挟んで2021年から2025年まで合計34年間の日本メーカーのサファリ優勝回数は、トヨタ12回、日産と三菱がそれぞれ5回ずつ、スバルは2回など、34回のうち24回が日本車でした。加えて数多くのアマチュア、ジャーナリスト、カメラマンなど長い間の関係者の累積は膨大なものとなりました。アフリカの過酷な気候、雄大な風景特にサファリパークの動物たち、マサイの人々との交流など非日常的な経験は不思議な連帯感を生み出し、未だにサファリを偲ぶ会のような非公式グループが数多くあります。冒険の夢は尽きることがありません。

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さて、今シーズンのチャンピオンシップの成績はまだ2戦しか消化していませんがトヨタが絶好調でポディウムの独占状態が続いています。シリーズを面白くするためにヒョンデとフォードに頑張ってもらいたいものです。最近5年間の優勝ドライバーはオジェ2回、ロバンペラ2回それにエバンスです。ラリーではいつもタイヤの話になりますが、本年からワンメイクサプライヤーとなった韓国のハンコックタイヤにとってサファリは初めてのラフグラベルイベントとなります。注目しましょう。トヨタは5台のフルエントリー、ヒョンデの3台目はラッピです。フォードはマクアーリンとアームストロングの2台体制です。

ラリー概要は下記のとおりですがSS距離の合計が標準より長めになっています。

SS本数 SS km Liaison km Total km
D1 (3/12) 2 33.21 km 98.63 km 131.84 km
D2 (3/13) 8 137.19 km 252.28 km 389.47 km
D3 (3/14) 6 122.72 km 298.38 km 421.10 km
D4 (3/15) 4 57.40 km 228.05 km 285.45 km
Total 20 350.52 km 877.34 km 1227.45 km

文:福井 敏雄

福井 敏雄

福井 敏雄

1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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