人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

モータースポーツ コラム 2026年1月16日

アナウンサーやコメンテーターたちのフレーズの妙

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
  • Line

画像は本文と関係ありません

2026年最初のエッセイです。今年も宜しくお願いします。

皆さま、三が日は、どうお過ごしでしたか。
ボクは、3日にコンサートに出向いて、その夜は外食。お節ではなくて、スペイン料理。フィデワを食しました。このフィデワとは、パエリアのお米の代わりに細いショートパスタ(フィデオ)を使ったパスタ版パエリアです。味付けや具材は、パエリアそのままです。スペインでは食べたことがありましたが、日本で食べるのは、初めてでした。

その食事中に隣のテーブルに入った3名の若き女性は、新年会だったのでしょうか、楽しく会話している内容が聞こえてきて・・・。
「ねえ、駅伝すごかったね。」
「見た見た。あれね、神様。」
「違うよ、山の神。」
「正しくは、新・山の神だよ。」
最初は沿道で観戦していたかと思いましたが、いやいや、話の内容からテレビ観戦ということが分かりました。箱根の区間に入ってから中継のアナウンサー達が声高に連呼していたのがこの【山の神】というフレーズ。

そういえば、フジテレビがF1中継を行い、二代目のMCに古舘伊知郎さんが抜擢された。なぜだか覚えていないけれど、古舘さんが実況を担当する直前に当時の番組プロデューサーであった、今宮純さんともう1人、計4人で赤坂で会食したことがあった。プロレス実況でマシンガンのように言葉を発射するイメージしかなかった古舘さんは、とても謙虚で腰が低いという第一印象だった。その古館氏が各ドライバーキャラクターを言い得て実況で絶妙に絡めるフレーズでF1ブームを巻き起こした。F1ファンにとってはご贔屓のドライバーを揶揄されたように感じたこともあったようだけれど、F1ブームに火をつけたのは、古舘さんだった。それは、間違いない。
モータースポーツでは付き物の、マシンパフォーマンスに関する用語も一気にファンに浸透した。

以前、雑誌の編集作業をしていた時、同僚が「昨晩にさ、ファミレスで食事しながら原稿を推敲していたら、隣の席にきたカップルが話していたことを聞いて、ビックリするやら、へーっと感心するやらで、思わずほくそ笑んでしまった。」と。
そのカップルは、男性が運転した車で到着。
男性「さっきのさ、右コーナーでさ、オレが通ろうとしているラインで曲がれなかったんだよな。」
女性「そうなの、それはさ、ダウンフォースが足りないんじゃないの?」

テレビのアナウンサーやコメンテーターたちが発するフレーズが一般に浸透するという面白さを感じた瞬間だった。

1980年代のお話です。フィクションではありませんよ。

J SPORTS 放送情報

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
モータースポーツを応援しよう!

モータースポーツの放送・配信ページへ