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2022年サッカーW杯カタール大会の一次リーグ。日本代表の三笘 薫選手の【三笘の1ミリ】がものすごくインパクトを残した。ご記憶の方も多いことでしょう。強豪スペインに対して1-1から後半開始すぐに三笘選手が敵陣のゴールラインギリギリからマイナスのセンタリングを出し、これを田中 碧選手がゴールを決めた。センタリングを出した瞬間のボールがゴールラインを割っていたのかどうか。カメラの角度によっては、<割っていた>とも見えたが、ビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)によってインプレーであることが確認され、得点が認められた。このVARは、AIを活用したレフリーの判定を映像でサポートするシステム。テニスでも同様のシステムが使われているが、こちらは選手がレフリーの判定に異議を申し立てた際に映像で確認する<チャレンジ>として機能している。ラグビーでは、テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)がレフリーの判定を映像で補助するものでAIではない。野球、特にアメリカのメジャーリーグでは、ピッチャーの投球判定を映像化して見せているけれど、それが判定を決定するものではないのが現状。しかし、既にマイナーリーグではオート・ボール/ストライク・システム(ABS)による判定が主流となっており、異議があれば、バッターはヘルメットを手で叩いて映像の確認を申し出る権利がある。メジャーではオープン戦とオールスター戦で、一部ABSが採用されているという。
では、モータースポーツの審議や判定はどうだろう。
前述のスポーツ競技の中では、サーキットレースが比較的早くからTMOに似たシステムを適用している。広大なサーキットでは、各セクションに設置されている管制カメラによってコースの状況を、コントロールタワー内の複数モニターでアクシデントなどを監視。さらに、コース内のオブザベーションポストからの情報も加味し、安全な競技運営を実現している。ペナルティ対象となる審議を審査委員会に提出して裁定を下されるシステムだ。競技運営とは別にレース中継をお届けしている中継車の中では、アクシデント発生直後に当該映像をビデオ再生し確認している。ただこの映像はあくまでも確認作業のため、放送されてはいない。
ボクからの提案なのですが、この映像をTMOと言っても良い従来のシステムによって、視聴者には放送で、サーキットへ来られた来場者の皆さんにはビジョンでより分かりやすい映像処理によって伝えるのはいかがでしょうか。これが実現できれば、ペナルティの対象となった接触、コース外走行を競技長やレースダイレクターの目線で視覚的に表現でき、ダイレクトにレースの状況、なぜペナルティを科せられたのかがわかると思うのです。
こんなこと考えていると現場の人たちに仕事増やさないでと、怒られるかな…。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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