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賑々しく放送された「SUPER GT FESTIVAL 2025」
2月9日(日)に生放送された「SUPER GT FESTIVAL 2025」に出演させていただきました。この番組は、シーズン開幕目前に前年シーズンを題材にして、【BEST ROOKIE】、【BEST TEAM RADIO】、【BEST BATTLE】、そして【BEST MAKE DRAMA】4つの賞典を設けて授賞する番組。今年で3年目となります。各賞典のノミネーションからBEST MAKE DRAMAは、視聴者によるXへの投票で最優秀者を決定し。それ以外はボクが審査委員長として決定させていただいてます。公明正大、独断と偏見をごちゃ混ぜ。審査、決定権は我にありなので、個人的にとても、とても楽しませていただいた番組でした。リピート放送もありますので、ぜひご視聴ください。
SUPER GT2024シーズンの大きな話題といえば、4度のチャンピオンに輝くロニー・クインタレッリ選手が現役を引退したこと。FESTIVALでもクインタレッリ選手の活躍と功績を讃えるコーナーがあります。そして、BEST MAKE DRAMAにも彼はノミネートされていました。
多くのファンを有するクインタレッリ選手は最終戦でスターティングドライバーを務め、ものすごい追い上げを披露。彼がステアリングを握った23号車MOTUL AUTECH Zは、Q1で最下位、Q2で千代勝正選手がタイムアップしたが15台中11番手グリッドを得るのがやっとだった。同じくNISMOチームの3号車Niterra MOTUL も振るわずに8番手となっていた。しかし、予選翌日の決勝前に行われた20分間のウォームアップセッションでクインタレッリ選手が乗り込んでトップタイムをマークした。予選の状況から一気に、トップタイム!関係者は驚きを隠せなかった。
予選が終わり、その夜のこと。
チームスタッフとドライバーが集まっていた。そこでクインタレッリ選手と2度のチャンピオンを獲得し、現在NISMOのアドバイザースタッフとして帯同している柳田真孝氏が「明日は、ロニーの好むセッティングに変えよう」と提案したのだった。チームはそれを受け入れて、トップタイムが実現した。クインタレッリ選手の2024年ラストランでスターティングドライバーを担当、11番手から1周目に8位へ、5周目には7位へ。14周目に6位。18周してドライバー交代した時には5位までジャンプアップしていた。
BEST MAKE DRAMAの視聴者投票は、当初からクインタレッリ選手に集中していた。番組が始まってすぐに40%の投票率を獲得。最後には65%を超える高得票で受賞となったのですが、ラストランのドラマを陰で支え、演出したのは、柳田真孝氏だったのです。
クインタレッリ選手は、2025シーズンでは、アンバサダー&アドバイザーとし日産陣営を支えます。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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