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モーター スポーツ コラム 2025年1月21日

私、推し活をします!

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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デイトナ24時間レースは今週末開催される

この小欄で何度かモータースポーツと相撲について書かせていただいた。
相撲は、現在一月場所(初場所)。中日が過ぎて、優勝争いが面白くなってきた。なんと言っても9日目まで土つかずの西前頭十四枚目の金峰山(カザフスタン出身)の快進撃は、素晴らしい。八日目に大ベテランで実力者の玉鷲に勝ち、九日目には、昨年幕内優勝経験者で今場所白星を重ねて一敗だった尊富士を下した。十勝は確実、もしかすると初優勝もという期待が膨らむ。しかし、ここから上位陣と当てられることになるから、厳しさがます。ここで白星を得たら…。少なくとも一気に番付は上がってくるでしょうね。

そして、モータースポーツ、SUPER GTは、マレーシアのセパンでGT500のテストが行われていて、SNS等でそのテスト風景が見られる。

相撲とモータースポーツ。
はたと思った。モータースポーツの現場、メディアセンター内で相撲を語ったとしても多分大半のジャーナリスト、関係者は、チンプンカンプン。ボクが相撲に興味を持ったのは、祖父が力士だったから。酒の席などでそれを明かすと皆がビックリ。体格は全く隔世遺伝してはいない。父は、自分よりも体格は良かったけれど、相撲取りには絶対なれない体格だった。行司さんにされそうになり、逃げ出してきたと話していた。祖父は、引退後は第十代大嶽として年寄り株を有し、親方だった。そんなこんなで相撲好きとなったのでしょう。そして、母方のご先祖様の一人が明治時代に海外のレースに参加。日本人として海外のレースで初めて表彰台(2位)に上った人だったと判った。それだからモータースポーツが好きになったのではなくて、レーシングカートで走り回ったり、モータースポーツの取材記者になったのは、ただただ好きだったから。この仕事をスタートして数年後に先達が著した本にご先祖様のことが書かれていて、それは母が時々話していたことと符合した。確かめてみると繋がっていた。

この二つのスポーツファンは、怒るかな?でもこのスポーツは、共にメジャースポーツの範疇にはない。力士、ドライバーはそのスポーツが一番であるという意識を有しているだろう。だけれど、日本では、世間の中ではほんの一部の特殊なスポーツ。それでも多くのファンがこれらのスポーツを支えてくれている。それらのファンの皆さんと一緒にもっともっと多くの仲間、ファンを増やし、より多くの皆さんに注目してもらえるスポーツへ推し進める努力を続けないとね。

今週末は、アメリカのデイトナ24時間レースに3人の日本人ドライバーが参戦する。解説者としてスタジオで応援します。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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