ピットからみたGTの魅力を大解剖！

SUPER GT 2024　終盤戦！

残すはあと2レースとなった今シーズンのSUPER GT。

今年は、台風で大会が延期になったり、
天候により、急遽1Dayレースになったりと

かなり天候に左右されたシーズンとなりました・・・。

天候ばかりは人間の我々にはどうする事も出来ませんね・・・トホホ

残りの2レースもどんな展開が待っているのか、
今は全く想像がつきませんね。

最後の最後まで結末が予想不可能！

そんな所もSUPER GTの魅力です。

と、ここで！！！

改めて、ピットリポーターしましまから見た、
GTの魅力たち、を今回はご紹介しちゃいます！！

ピットを駆け回りレースをより楽しめる情報を届けてくれるシマシマ

ちなみに、普通に魅力を語るだけでは面白くないので

「ピット」に常に居る「リポーター」から見た、
魅力について。

語っちゃいますよん

ではいきましましま。

1.ピットインも大迫力！

ピットロードは制限速度があるとは言え、

ピットロードが短く、各ピットの間隔が狭いサーキットは「特に」。

あのレーシングマシンたちが
同じタイミングで次々にピットインしてくる時は、
割とちゃんと「怖い」です。(笑)

もちろんドライブしているのはプロ中のプロの方達なのは
重々理解しているものの、
あのエンジン音やスピードで迫ってくるのって大迫力w

ピットの中の様子を見ながら、
モニターでレースの展開を追いながら、
またマイクを通じて中継車とコミュニケーションを取りながら、
また反対の耳で実況を聞きながら、

マシンがいつ入ってくるか、自分の立ってる場所は邪魔じゃないか、

と色んな事に気を配りながら身の安全も確保しなくてはいけないので

割と

割とと言うかかなり気を張って中継に挑んでいます。

そんな緊張感の中、リアルタイムで
起きている事をリポートする訳ですから、

終わった後のアドレナリンってすごいです。
ドバドバ出てる感じがします。

でもそれって、
やり切った感と言うか、
遣り甲斐に繋がってると思います。

ピットの緊張感は私にとって特別な魅力。

2.コンビの絶妙な距離感

GTは2人で一台を駆るのも魅力です。

ピットの中に潜って取材をするのも私の仕事。

ピット内でコンビが話している様子なども良く拝見しますし、
インタビューをお二人同時にする際の、各々の表情も
目の前で見させて頂いております。

その中で、コンビを組んだばかりのお二人の絆が
どんどん強くなっていってる空気感や、

時には、良きライバルとして緊張感のある空気感や、

また、何かを一緒に達成した時、結果を残した時の

2人で1つ感、結束感、みたいなものもヒシヒシと伝わる時もあって。

優勝直後の笹原右京選手とジュニアーノアレジ選手と37号車Deloitte TOM'S GR Supra

毎レースごとに2人の空気感が変わっていくのを見るのも、
ドラマの1話1話を見ているようで
感慨深いものがあったりします。

緊張感漂う先輩後輩が、徐々に冗談を言い合えるようになって
このチームと言えばこの2人！と言う定番コンビになっていったり、

とかね。

2人っていい意味でも悪い意味でも
意識せざる得ないじゃないですか。

一番の味方であり一番のライバルでもある訳ですから、
本当に色んな感情があると思うし、
一番感情を揺さぶられる相手にもなり得ると思うし。

でもそう言う全てを乗り越えて2人で結果を出せた時に

2人とも、すべての苦悩が報われて
心の底から、抱擁出来るんだろうなって。

そんな人間模様も魅力だなって思います。

福住仁嶺選手と大津弘樹選手の笑顔

3.ヘルメットの中の素顔。

やはりピットにいる時に
一番の特等席だな、と感じられる瞬間は、

マシンを降りたてホヤホヤの
選手の皆さんの悔しい表情や、嬉しい表情、

カメラでは撮り切れていない表情すらも、

リアルタイムで見ることが出来るのは、
醍醐味だなと思っています。

その表情が物語るストーリー、
そして空気感を想像することで、

こちらのリポートする内容や、
インタビューで投げかける時の
テンションや質問の内容も変わります。

レース時の
表情が見えないからこその、
無線を聞いた時の2度の美味しさ、面白さも、もちろんあると思いますし、

ヘルメットを脱いだ時の
選手の顔が物語っているストーリーを想像するのも
モータースポーツの魅力の一つであり、
それはGTも同じく、だなと思います。

と、ピットから見たGTの魅力をお伝えしましたが、

それを私はマイクを通して
視聴者の皆様にお伝えするのがお仕事。

限られた時間の中、
また一刻一刻と展開が目まぐるしく変わるレースの中で
タイミングを見計らいながら
存分にお届け出来るよう、

さらに頑張りますので

この後のシーズン終盤もどうぞ
宜しくお願い致します＼(^o^)／

文：竹内紫麻