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開幕戦の岡山には27台がエントリー。ドライバーのチーム移籍や新たなルーキーの登録が見られるなか、新たな予選方式は、GT500クラスよりも一層複雑だ。トラフィック対策としてQ1をA、Bの2組に分けるのは、昨シーズンから同じ。岡山大会では、昨シーズン終了時のチームランキングに基づいて区分され、A組に14台、B組に13台が出走する。Q2では、Q1各組上位8台の計16台を「グループ1」、それ以外の計11台を「グループ2」に分かれてアタックを行なうが、そこでグループ1の下位4台と、グループ2の上位4台で合算タイムを比較する「順位入れ替え」が実施される。これにより、Q1で上位16台に残ってグループ1で出走したものの、合算タイム次第でポジションをさらに下げることもあれば、グループ2で上位に食い込めば、ポジションアップのチャンスが巡ってくるという、“明暗分かれる”可能性が控える。この新たな予選方式は、急な天候の変化やアクシデントなど当日のコンディションによって採用が見送られることもあるが、まずは岡山の予選アタックの行方をしかと見届けたい。
チームの勢力図だが、まずノーウエイトの開幕戦ではマシン、チームの“素性”をチェックしたい。昨シーズンに初タイトルを手にした埼玉トヨペットGB GR Supra GTは、Green Brave GR Supra GTへと車名を変更。ディフェンディングチャンピオンの吉田広樹と野中誠太が新コンビを結成し、連覇を狙う。一方、最終戦もてぎで自分たちのレースができず、ランキング2位に涙したmuta Racing GR86 GTは、堤優威/平良響組を継続させ、監督兼第3ドライバーの加藤寛規とともに雪辱に燃えている。そして、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rにも注目。佐々木大樹が、かつてGT500クラスでタッグを組んでいたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと共に新境地に臨む。実力派ふたりの参戦に、ライバルたちも戦々恐々ではないだろうか。また、フェラーリ296 GT3やアストンマーチン・バンテージGT3といった“黒船”も、レースファンの関心の的となるだろう。
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