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スーパーフォーミュラ第7戦
週末は、家にいました。
溜まっていた郵便物の整理やカーペットの汚れたところをタワシでゴシゴシ。
そして、その最中にテレビでゴルフ中継を観戦。日本で唯一のPGA(米国男子)ツアーの番組で大会を支えたコース整備のスタッフにインタビューするコーナーがあった。PGAの規定、要望に沿ってコースを整備したスタッフの数は総勢150人だったそうだ。金曜日は強風に悩まされたそうだけど、風以外は、大会中天候に恵まれて、美しい景色をバックに各選手のプレーを見ることができた。その美しいコースは、多くのスタッフのお陰なのですね。
モータースポーツにおいても、オフィシャルさんたちの存在が無くては、競技車両がコースインすることすらできない。開催されるカテゴリー、サーキットの大きさなどでオフィシャルさんの人数は異なるけれど、F1だと約500人のオフィシャルさんがコース、計時、救護などの各部所に配されて競技を支えている。国内で行われているトップカテゴリーイベントでも数百人単位のオフィシャルさんたちが尽力してくれています。
オフィシャルさんたちは、基本としてJAFのライセンスを取得していなくてはならず、その点で同じモータースポーツを愛する仲間でもあるのですね。ライセンスが必要という点では、アルバイト=給金を求めて参加する人は皆無。オフィシャルさんたちには、規定のR項に定められている日当と交通費、宿泊費、食費が支給されます。ライセンスの種類別に日当金額が分かれ、交通費はサーキットへ通う距離別に分かれていますが、従事する時間を考えると決して金額的に良いとは言えないのです。
最近、ピットで馴染みのオフィシャルさんと挨拶を交わすと。
「私ね、今年でオフィシャルをリタイアします」と声をかけられることが多くなってきました。皆さんは何十年もオフィシャルさんとして現場で頑張ってきてくれた方々です。晴れの日もあれば雨の日もある、灼熱の夏場も、寒風吹き荒ぶ冬も。このような状況下でレギュレーションに則った公正な競技が行われているその影には皆さんあってこそ。
モータースポーツの未来を考えた時に、オフィシャルさんたちの確保は大きな問題になると予測される。ゴルフの番組を見つつ、モータースポーツのオフィシャルさんたちに改めて感謝し、今後の問題意識が頭をもたげ、タワシの手が止まった初秋のひと時。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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