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F1の新シーズンは次月バーレーンGPで開幕する。
先週、飛び込んできたニュース。
国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ビン・スライエム会長自身がF1への介入から一歩引き下がるというニュースをイギリスのSky Sportsが発信。現在のF1運営団体(Formula One Group=FOG)とFIA会長との関係を報じた。
昨年会長に就任したモハメド・ビン・スライエム会長は、F1の開催現地にも積極的に顔を見せていたようですね。F1に新たに参入を希望しているアメリカのアンドレッティ・キャデラックにも理解を示し、その辺から既存の10チームから煙たがれていたようで…。そして、FOGがサウジアラビアの政府系ファンドグループから買収を持ちかけられたということに関して、FOGと各チームのトップ達を刺激するコメントを発してしまった。FOGとFIAとの間には、商業的な要件に関してFIAは口を挟まないということがお約束。もう出しゃばらないでねとFOGに肘鉄を喰らわされてしまったらしい。FOGのステファノ・ドメニカリCEOは、「我々は、会長に【Gag=猿ぐつわ】をするようなことはしていない」とコメント。これを見て、あーあ、またかと思った次第。
かつて、ジャン=マリー・バレストル元FIA/FISA会長とF1コンストラクターアソシエイション(FOCA)のバーニー・エクレストン会長が長年にわたって対立していた。よく言えば豪放磊落だけれど、傍若無人にその権力を振り回す、バレストルとF1のまとめ役で利益を牛耳るエクレストンは、犬猿の仲で年がら年中喧嘩していた。バレストルは権力を振りかざしてレース結果にまで口を出す。1989年の鈴鹿F1GPに起きたセナとプロストによるシケインでの同士討ちについては、ググってみてください。
今回のFIAとシリーズの運営団体との対立については、バレストルとル・マン24時間の西部自動車連盟=ACOというのもあった。新たなレギュレーションを突然打ち出し、ACOのテレビ放映権に対しても口を挟み、ACOが怒り、これに対してバレストルは、ル・マンを世界選手権から外すと息巻いた。ACOの連盟理事たちは、「ル・マン24時間は、単独でも開催して、世界中から多くのエントリーを受け入れられる。FIAがその気ならどうぞ」と。
さあ、バレストルは一体どうするのかと思っていたら、ル・マン24時間レースの金曜日にパリからヘリコプターで現地へ飛んで来て緊急記者会見を開き、その席上でACOの会長と固く握手、抱擁。「ACOとFIAは古き良き友人同士!今後もその関係は変わらない」と…対立など何処へやら。現在ACOとFIA、そして世界耐久選手権(WEC)は、良好な関係にあると見えます。
FIAとFOGも今後、仲良くしてくださいね。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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