国さんが叙勲されました

高橋国光さんへモータースポーツ界として初めての叙勲となる『旭日小綬章』が授与されることが決定した。

今年の3月16日に逝去された高橋国光さんが叙勲されました。
【旭日小綬章】
めでたい。本当にめでたい。しかし、国さんが生きている間に勲章を与えられなかったことに悔やむ気持ちも同じくらい大きい。
モータースポーツ、それもライダー、ドライバーとして活躍された方としては初めて。だからモータースポーツ界にとって歴史的な受章となった。国家から日本のモータースポーツ振興の功績が認められたのです。

4月12日に日本自動車連盟は、高橋国光さんの受章に対してコメントを発表している。

「故高橋国光氏およびご遺族の名誉であるとともに、国内モータースポーツに携わる全ての関係者の名誉でもあります。長年にわたるこれまでの功績をたたえ、感謝の意を表します」

国さんの叙勲に向けて関係者は、作業を進めていたことは、この小欄でもお伝えした。しかし、全ての申請作業が終えたのが3月15日。そう亡くなられた前日だった。訃報を聞き、すぐに死亡叙勲制度に切り替えた。この死亡叙勲は、春秋の叙勲とは別に対象になるべく方が亡くなられた場合、随時勲章が授与されるとのこと。だから、この時期に受章された。国さんが生きていたら、何て言うだろう。

「皆さん、ありがとう。ほら、見て、見て。これが勲章。これはボク一人でいただいたわけではないよね。モータースポーツを愛している人たち全員でもらったものですよね」・・・かな？
国さんおめでとうございます。ご遺族の皆さんもおめでとうございます。

そして、先週にもうひとつ国内モータースポーツに歴史的な出来事が起きている。沖縄出身のドライバー、平良　響選手がSUPER FORMULA LIGHTS（SFL）で初優勝を飾った。平良選手は、同カテゴリーにFIA F4の2020年チャンピオンを経て昨年ステップアップ。しかし、2021年は優勝することはできず、3位が最高位、ランキングは5位だった。そして平良選手は今年の開幕イベントの三連戦で3位、3位、そして優勝して、この時点でランキングトップとなった。今、沖縄では公道レースの開催に燃えている。また、パーマネントサーキットの建設を望む声も段々と大きくなってきているらしい。【チャンプル〜沖縄大使】に任命されている。平良選手の活躍が起爆剤となるか。乞うご期待。

「平良選手、しまんちゅはデービ！、速いね」と声をかけてみた。
「ジローさん、違いますよ、それを言うなら＜デージ、デージ＞です」と直された。

＜デージ＞とは、凄いという意味です。
今週から始まったNHKの連続テレビ小説で沖縄弁を勉強します。

文：高橋 二朗