人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2022年2月2日

NEXT 50への一歩

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
  • Line

様々な新機軸を打ってスタートする今シーズンのスーパーフォーミュラに注目したい。

2022年の話題は、まずSUPER GTから出始めたという感じでしたが、昨日1/31(月)にSUPER FORMULAシリーズのプロモーターである株式会社日本レースプロモーション=JRPさんが記者会見を開いて今シーズンの開催概要の発表とともに昨年10月に発表した50年先のモータースポーツの持続性(サステナブル)を目標とした取り組み【SUPER FORMULA NEXT 50】の具体案(2022年ヴァージョン)をお披露目してくれました。

YouTubeでの配信もあったのでご覧になった方も多かったと思います。
参加するドライバー達の活躍を前面に押し出す<ドライバーズファースト=ドライバー第一主義>を標榜して、2022年は実験の年として、まずはデジタル情報発信の強化を試みる。スマートフォンをはじめとするデジタルガジェットを介して全ドライバーのオンボード映像、チーム無線、車両のテレメトリーデータが提供されるという。これは、面白いと思う反面、電波法によって厳しく管理されているこの国の中でどれだけの実現性があるのか、ちょっと心配。これができるようになったら、将来のモータースポーツの楽しみ方は、現在とは異なった楽しみ方となっているのでしょうね。その頃には、ボクはこの世にはもういないでしょうね。

J SPORTS 放送情報

今回の発表会の目玉は、JRPのパートナーとなって50年先のために力を貸してくれる<助っ人>の存在。ひとつは、世界屈指のコンサルティング会社であるデロイトトーマツ。このコンサルタントは、将来的なシリーズ展開の戦略を担当してくれるそうだ。JRPとシリーズに参戦するチームを含む全体の収益性もその戦略の中には含まれるのでしょう。

そして、もうひとつは、なんと東京大学道徳感情数理工学講座がフォーミュラカーの人工自我をエンターテイメントに活用する共同研究。ボクレベルの知識では、まあ雲を掴むような研究であるのだけれど、会見に登場した特任准教授、光吉俊二氏がなんとも大学の准教授、それもこの国の最高学府のトップもトップ、東大の人というスタイルではなかった。スキンヘッドにタンクトップ。コメディアンに同じような容姿の人が居たな(失礼)と即連想してしまった。人工知能を用いて無機質のマシンから自我を発生させる・・・。ううううぅ。良く解らない。実は、メタバースという言葉の意味をついこの間解ったボクだ。短時間の記者会見でそれを理解するなど、高性能な人工知能に助けてもらわないと無理だ。

でも、光吉准教授が「やはり、ヴァーチャルよりもリアルの方が良いですよ」とコメントしたのには、最後にちょっと、ホットした。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ