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モーター スポーツ コラム 2021年12月17日

SUPER GT 第8戦:井口卓人(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT) 「富士のレース結果をいい形で終わらせたいという思いが表彰台へ繋がった」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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とにかく1台でも前に行きたい、富士のレース結果をいい形で終わらせたいという思いが最終的に表彰台へ繋がったんじゃないかなと。結果的には、攻めの姿勢というか走りがああいう結果(3位表彰台)を生んだと思います。帰ってきた山内選手は『なにがプッシュだよっ!』ってちょっと怒り気味で(笑)……。『もっと状況を伝えて欲しかった』って言ってましたけど、でもあれがなかったら多分もっと違う展開になっていた可能性もあったので。ほんとにみんなの思いがひとつになって、山内選手のアツい走りに表れたんじゃないかと思いますね。

チャンピオンももちろんうれしいですが、最終戦の表彰台に立ったということはひとつのレースをうまくまとめないといけなかったことなので。一年前の最終戦ではかなり苦戦してギリギリポイントを獲れた(8位入賞)のですが、そこから(クルマが)新型になってタイヤも開発が進んで一年が経って、その同じような気候の最終戦であれだけのパフォーマンスを出せたということは、チーム、クルマ、タイヤの進化だったのかなというふうに思うので最終戦の3位も非常にうれしかったです。

──山内選手がチェッカーを受けて、チームのプラットフォーム前を通過した瞬間はどういう感じでしたか?
井口:ほとんど覚えてないですね。とにかく涙が止まらなかったということだけで……。あとチームのみんなと同じ時間を共有して、苦しいレースを何年もやってきているので、みんなの目を見るだけでとにかく涙しかなかったというか。うれしさよりも涙のほうがすごかったですかね(笑)。

抱き合って喜ぶ井口選手と山内選手

抱き合って喜ぶ井口選手と山内選手

──パルクフェルメに停めたクルマから降りてきた山内選手と最初に交わした言葉は何でしたか?
井口:『良かったぁ~』だったと思います(笑)。ホッとした気持ちが強かったしお互い苦労してきた仲なので、『ホント良かったぁ~』って泣きながら一言目に言った記憶があります。いやぁ幸せでした。

──チャンピオン会見では「自身がSUBARU BRZとなかなか仲良くできなくて」と言っておられましたが、どのようなことが難しかったのでしょうか?
井口:今年、(クルマは)新型になってものすごく良くなった部分がたくさんありましたが、予選で一発の速さを出すというレベルがものすごく高かった分、決勝に対しては少しタイヤの使い方などを含め、どちらかというとクルマとしてピーキーな動きをする方向になってしまったので、前半戦はその部分を自分自身でうまく理解しながら乗りこなすということに苦労しました。その中でも山内選手は速かったですし、なるべくそこに近づかないといけないという思いで開幕戦、第2戦と気持ちを作っていって……。

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