人気ランキング
コラム一覧
アメリカのニュースサイトでアメリカの陸上女子100m選手がマリファナ使用の陽性反応でTOKYO2020、オリンピックに出場できないことになってしまったらしい。アスリートのドーピングに関しては、国際アンチ・ドーピング機構(WADA)が検査基準や違反に対しての制裁基準を決めている。世界耐久選手権に参加している日本人ドライバーの自宅に検査員が訪れて採尿して持ち帰ったということを聞いたことがあります。日本にも日本アンチ・ドーピング機構があって、日本自動車連盟のモータースポーツ部が加盟していますね。
さて、アメリカの女子100m選手の記事によると、そのアスリートは、親の死に際してマリファナの吸引で精神を安定させていたらしい。アメリカでは州によっては、医療目的と嗜好品としてマリファナの吸引は合法であるのですね。ここで問題なのは、アスリートのマリファナの吸引自体はそうなのですが、その行為に至った精神的な負担、ストレスがあったとニュースサイトは、報じています。テニスの大坂なおみ選手の全仏オープンにおける棄権で一気にアスリートのメンタルストレスは注目されていますね。そこでモータースポーツにおいてのメンタルストレスはどうだろうか。他のスポーツと異なり間違えば、命に関わるアクシデントが起きてしまう可能性があるモータースポーツ。競技が始まる前の緊張感は他のスポーツとは比較できないものがあると思う。500馬力のモンスターマシンをスタートさせ、順位を争う1周目の1コーナーへの集中力と闘争心。競技後のメディアに対するストレスは、モータースポーツに関しては少ないのではないかな・・・。しかし、今後はメンタルケアについても考えないといけない時がやってくるのでしょうか。
スタイリングが刺激的なプジョーの9X8。
さて、さて、このエッセイを書いている前日にフランスのプジョーがハイパーカーを発表しましたね。SNSですでにご存知の方も多いと思いますが、スタイリングが刺激的でしたね。トヨタGR010のライバルになるプジョー。どれだけのポテンシャルを有して、どれだけのパフォーマンスを発揮するのかは未知数だけれど、見た目はかなり挑戦的。もちろんGR010に対して。そして、驚かされたのは、リヤウイングが無いというデザイン。どうやってダウンフォースを稼ぐのかは、今後明かされることでしょうが、リヤエンドのスポイラーには目立たないように小さく「WE DIDN’T WANT A REAR WING」という文字が・・・。「リヤウイングなんか欲しくなかった」とは、これまた挑戦的!!
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
WRC世界ラリー選手権 2025 第14戦(最終戦) ラリー・サウジアラビア パワーステージ【SS17】
11月29日 午後7:00〜
-
WRC世界ラリー選手権 2025 第14戦(最終戦) ラリー・サウジアラビア ライブステージ【SS14】
11月28日 午後10:00〜
-
スーパーフォーミュラ 2025 第12戦(最終戦) 鈴鹿サーキット 決勝
11月23日 午後1:45〜
-
WRC世界ラリー選手権 2025 第14戦(最終戦) ラリー・サウジアラビア ライブステージ【SS1】
11月26日 深夜2:20〜
-
FIA 世界耐久選手権(WEC) 2025 第8戦(最終戦) バーレーン8時間レース(バーレーン) 決勝
11月8日 午後7:30〜
-
スーパーフォーミュラ 2025 第10戦 鈴鹿サーキット 決勝
11月23日 午前9:15〜
-
スーパーフォーミュラ 2025 第11戦 鈴鹿サーキット 決勝
11月22日 午後1:55〜
-
WRC世界ラリー選手権 2025 第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2025 SS2~SS7
11月7日 午前7:00〜
J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!
