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先週のスーパーGT第5戦の富士スピードウエイ。500マイルレースはシーズン最長のレース。イベント中は公式には一度も「暑い」とコメントしませんでした。路面が熱いとは言いましたよ、ええ、言いました。でも『暑い』とは言っていません。私は嘘を言いません。絶対に。でも暑かったですね。
中継をご覧いただいた皆さんはご存知ですよね。LEXUS TEAM LE MANSの6号車がなんとタイのブリーラム・チャンインターナショナルの第4戦に続いて連勝を飾ったのです。2戦続いてピットインタイミングで首位に立ってそのままチェッカードフラッグをかいくぐった。
しかし、今回の第5戦では、ピットインのタイミングが微妙!?でした。GT-Rの24号車がエンジントラブルによってピットロード入り口付近のコース上でストップ。この車両の消火と排除のためにセイフティカーがコースインするタイミングに6号車がピットイン。しかし、このタイミングを巡ってちょっとした物議が醸し出されたのです。セイフティカーがコースインすると、各マーシャルポストではイエローフラッグが振られ【SC】ボードが提示されて、ピットインすることはできないという規定があります。
ピットからの指示でピットロードに6号車向かった時点ではマーシャルの各ポストではセイフティカーがコースインしたことを知らせる【SC】ボードは提示されていなかった。番組を録画した方は巻き戻して見て下さい。105周ではメインフラッグポストではグリーンフラッグが振られています。これは、直前でストップして火災が発生した車両があるので一つ前のポストでイエローフラッグが振られていたために、次のメインフラッグポストでグリーンフラッグを振ってイエロー区間を解除しています。6号車は、105周が終了する直前にピットロードに滑り込んでピットイン、その直後にメインフラッグポストのフラッグがグリーンからイエローに変えられて【SC】ボードが提示されています。【SC】ボードが提示された時に6号車がどこにいたのかがピットインがセーフかアウトかの分かれ道。
[付則-3 15にSCが出動した時にピット入り口または、ピットレーンに入った車両については、給油を含むピット作業が許される。]とあります。
公式結果にあるSCが出動したのは106周目。その時に6号車はピット入り口に確実に到達していた。つまり、規則違反ではなかった。セーフです。あのピットインは、絶妙なタイミングだったのですね。最初に微妙!?と表現したのを深くおわびします。これによって、今後終盤の3戦でよく喋る奈良出身の同チームの監督の鼻息がかなり荒くなることが予測されます。ご注意ください。
※映像には105周時点でコントロールライン上のブリッジにデジタル表示でイエローシグナルと【BOAD SC】と示されていますが、これは、あくまでインフォメーションとしての表示であって、競技の運営では各ポストでボードが示され、イエローフラッグが振動されてはじめてSCの出動であると定義するそうです。
文:高橋 二朗
高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。
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