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モーター スポーツ コラム 2019年6月5日

キャンプだホイ!

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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先週末は、「耐久の富士」ピレリ スーパー耐久シリーズ2019第3戦 富士SUPER TEC 24時間レース(タイトルが長い)へ行ってまいりました。
昨年、50年ぶりに復活した富士の24時間レース。今年もスーパー耐久シリーズの一戦として行われました。全ての24時間レースがそうなのですが、今年の富士24時間もドラマチックでした。現地で、そしてテレビ、YouTube観戦をしていただいた方なら、感動を共有していただいたと思います。

そして、今年はJ SPORTSさんとSuper Taikyuがコンビを組んで、われわれJ SPORTSのピットレポートがSuper Taikyu TVにインサートされましたし、なんと念願のSuper Taikyu TVに私が出演させていただくという栄誉を受けました。

前々から出演したかったというか、MCの数野祐子さんの隣に座らせていただけないかなと常々思っておりましたところ、J SPORTのMプロデューサーがその願いを叶えてくれたのです。ボクの左隣に座っていたオッサンは昔からよく知っているオッサンなのですが、できればそのオッサンは要らなかったかな。数野さんと二人で十分だと思っていたのですが、オッサンも一応、Super Taikyu TVのMCだということで、出演させていただいた時間の始まりから終わりまで右隣に体を向けてお話しさせていただきました。オッサンのことを知りたい方は、ピレリスーパー耐久シリーズオフィシャルサイトをご覧ください。耐久レース取材、リポートの疲れが吹っ飛ぶひと時でありました。ありがとうございました。

今年の富士24時間も天候に恵まれて、連日多くのファンの皆さんが現地に足を運んでいただけました。場内の駐車場は満杯でした。ところが、他のレースのようにグランドスタンドが埋め尽くされているのかと思いきや、そうではなかった。あれっ?

富士スピードウェイ(FSW)さんが昨年から24時間レース対応としてキャンプヴィレッジパッケージを設定。キャンピングセットをお持ちでない方も、スターターセットからスノーピークプレミアムセットまでテントから寝具、ランタンに至るまで5タイプが用意されているので手ぶらで会場に行って、キャンプしながら観戦できるという至れり尽くせり<クインタレッリ>(これはFSWのロニチェカことR.クインタレッリ選手のギャグです)。そして、セット内の装備は持ち帰ることができるのです。

つまり、多くのファンの皆さんがスタンドではなくて、コースを取り巻くエリアにテントを張って観戦していたのですね。夜は、クルマのエキゾーストノートを子守唄にしてスヤスヤ。
青少年活動出身のボクが、「来年はキャンプヴィレッジパッケージにサイトを設けて、仕事しましょう」と提案したところ、若手をはじめ大多数のスタッフから大反対を受けました。やはり、仕事と観戦は違うのですね・・・。
新たな観戦の形態がモータースポーツにも生まれてきたことが嬉しいです。でもね、「キャンプしたかったらお一人でどうぞ」って仲間意識が足りないぞ!仕事は、チームワークが大切だぞ、若者たち!キャンプファイアーを囲んで<キャンプだホイ!>を歌おうぜ!諸々のことは、少年野営管理章、年長野営管理章を持っている兄ちゃんに任せておけ。

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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