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モーター スポーツ コラム 2019年4月5日

FEとSF

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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FEとSF

先週は、あれこれ取材で動き回っていました。
その中で2件強く感じたことを今回書いてみます。

一つ目。
Formula e選手権に参戦しているマヒンドラレーシングの代表ディルバーグ・ギル氏と二人のドライバー、ジェローム・ダンブロシオ選手、パスカル・バーレイン選手が来日。中国の三亜ラウンドを終えてスポンサーであるルネサス エレクロロニクス株式会社に結果報告に来たので、その際に企画していただいた会見にボクの所属している日本モータースポーツ記者会の有志とともに参加。
5シーズン目を迎えている同シリーズのシーズン1から参戦しているマヒンドラは、老舗チーム。インドの財閥マヒンドラグループの自動車メーカーのレース部門。日本を代表する半導体メーカーであるルネサスさんのオートモーティブソリューション事業本部CTOの吉岡真一執行役員自ら自動車向け半導体の取り組みをレクチャーいただき、レクサスがマヒンドラにどのようなテクニカルサポートをしているかもお話しいただいた。半導体が近未来のモータリセーションにどのように必要になってくるか、要求をこなしてゆくかについては正直申し上げて、35%くらいしか理解できなかった。Formula eを始め今後どんどんと進化するEVモータースポーツに向けて勉強をしなくてはと強く思いました。ハイ!

また、ギル代表からマヒンドラがFormula eに参戦する意義と目指していることが明確にコメントされた。「マヒンドラは、Audi、BMWや日産など大手自動車メーカーから比べればとても小さなメーカーですが、近い将来にインドでもEV車に関する法律が施行されるのです。それは将来と言っても10年ちょっと先の話。レース活動を通じてルネサスさんとともに優秀なEVを開発して行きます」 とは、ただのリップサービスには聞こえない迫力を持っていました。ハイ!

二つ目。
先週、一週間のうちにSuper Formula とSuper GTの合同テストが富士スピードウエイで行われました。ともに開幕戦を前にして最後のテストでした。Super Formulaが2019年シーズンへ参戦する全チームが揃って富士を走るのは初めて。そして、度肝を抜かれたのがAコーナーから100R突入、クリアーするその速さ。パドック裏から俯瞰して唖然。たまげる、とはこのことか?ドライバーに聞くとこれまで100Rはアクセル全開ではクリアーできなかったけれど、新型SF19の強大なダウンフォースのおかげで全開クリアーができるようになった。
SF14が登場した際にもその速さにビックリしたけれど、それを上回る衝撃を受けました。ハイ!
でも、速さを追求するだけでなく、安全への配慮同時に開発する必要が重要と考えた次第。ハイ!

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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