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本年で54回目の開催となるこのイベントは、歴史の上ではカタルーニャラリーとコスタブラバという2つのラリーが1991年に結合してWRC入りしました。二つのラリーはそれぞれグラベルとターマックでしたからひとつになる際、ミックスになったものです。当時WRCイタリア・サンレモ・ラリーも同様ミックスでした。この時代は競技日数4日間でデイ1と4がターマック、2と3がグラベルでしたから期間中に2回、仕様の大変更を行うためコストや手間が大変で、その後FIAは単一路面に変更の決定をしました。その後一連のラリー経費合理化政策も加わってWRCが画一化して面白みに欠けるとのことで2010年より再びスペインはミックス路面を復活させました。チームにとってグラベル、ターマック2種類の部品を持つのは大変な労力と経費がかかります。サスペンション、サイズの異なるブレーキ、それに多数のホイール、サイズの異なるタイヤなどです。
ラリー・オブ・スペイン(正式にはRally RACC Cataluyna-Costa Duarada/Rally de Espana)は初日グラベル、残りの2日間はターマックです。グラベル116キロ、ターマック 196キロの構成です。グラベルデーのうちSS4/7(38.85キロ)はグラベル83.26%、ターマック16.74%の変則ミックスがありこの辺が注目点かと思います。
スペインを含め今シーズンもあと2戦となりタイトルの行方が気になります。シーズン初めはオジェが先行、中盤でヌーヴィル逆転、後半タナック追い上げでどうなるかと思いましたが、GBでタナック最終盤の失速で浮上ならず、ここまでヌーヴィル189、オジェ182、タナック168という状況です。年間チャンピオンはこの3名から出るでしょうが差が小さいのでこれからはパワーステージの数点が効いてくるような感じです。メーカーポイントの方はトヨタ317、ヒュンダイ297、フォード273と接戦です。3人のドライバー構成から2台合計の高得点が期待できるトヨタが有利と見ます。
毎年この時期になるとストーブ・リーグの話題が入ります。
シトロエンはオジェ、それにローブの復活、新生ラッピと最強力メンバーになりそう。
トヨタはタナックとラトバラ残留、驚きはクリス・ミークの参入。
いまのところフォードとヒュンダイのニュースはありません。
ラリー・オブ・スペインの概要は次のとおりです。
| SS本数 | SS km | Liaison km | Total km | |
|---|---|---|---|---|
| L-1 (10/25-26) | 7 | 148.08 km | 636.70 km | 784.78 km |
| L-2 (10/27) | 7 | 121.80 km | 344.00 km | 465.80 km |
| L-3 (10/28) | 4 | 61.70 km | 183.45 km | 245.15 km |
| Total | 18 | 331.58 km | 1146.15 km | 1495.73 km |
残り2戦は激戦が予想されます。最終戦のオーストラリアまでチャンピオンの行方が混沌状態となりましょう。オジェ、ローブ独走時代と比べ様変わりです。
福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。
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